車内に隠れている「謎の小型ミラー」何に使う? なかには“気づかない場所”にあることも…運転には使わない? 知ってトクする「めちゃ便利」な活用方法とは?

眩しい日光を遮るためのサンバイザーには、裏側に小さなミラーが付いています。運転には直接関係ないように見えるこのミラーですが、一体どのような役割があるのでしょうか。

“運転に使わない”ミラー!? その役割とは?

 夏が近づき、日差しが強くなるこの季節、眩しい日光を遮るためにサンバイザーを下ろす機会が増えていませんか。

 その際、ふと目に留まる小さな「謎のミラー」。

 運転には直接関係ないように見えるこのミラー、実は多くのドライバーや同乗者にとって便利なアイテムです。

 気づかずに見過ごしている人もいるかもしれませんが、このミラーの正体とは一体何なのでしょうか。

サンバイザーの裏に付いている「謎のミラー」は誰が使うものなのか?
サンバイザーの裏に付いている「謎のミラー」は誰が使うものなのか?

 まず、サンバイザーの裏側に隠れているこのミラーは「バニティミラー」といいます。

 主に化粧直しや髪型のチェックに使われる小さな鏡で、サンバイザーを下ろすだけで簡単に使用できる手軽さが特徴です。

 特に夜間や暗い場所でも快適に使えるよう、一部の車種ではミラーの周囲に照明が付いたモデルもあります。

 この照明は、バッテリーの消耗を抑えるため、サンバイザーの角度に応じて自動的に点灯する工夫が施されている場合もあります。

 バニティミラーの歴史を振り返ると、1980年代に女性ドライバーの増加とともに、女性を意識した車種や装備が次々と登場し、バニティミラーもその一つとして登場。

 かつては助手席側に設置されることが多かったものの、女性の運転免許保有率の上昇に伴い、運転席側にも標準装備されるようになりました。

 出勤前にバニティミラーでメイクを整えたり、信号待ちで髪型をチェックしたりと、日常の生活に欠かせない存在として親しまれています。

「バニティ」という言葉は、化粧台や化粧に関連するアイテムを指し、車内で身だしなみを整えるためのミラーとして「バニティミラー」と名付けられました。

 この名前には、どこでも気軽に美しさを保ちたいという願いが込められているようです。

 バニティミラーの進化は、現代のクルマでも続いています。

 一例として、2023年6月にフルモデルチェンジした「アルファード/ヴェルファイア」の最上級グレード「エグゼクティブラウンジ」では、2列目シートにもバニティミラーが搭載されています。

 アルファード/ヴェルファイアに採用されたバニティミラーは、従来の「天井設置型」ではなく、2列目シートのテーブルと一体化することで利便性を向上。

 なお、一体化したことでミラー部分に指紋や汚れが付きやすくなるという課題がありましたが、これを解決するため、撥油機能を持つ独自の防汚コーティング技術を採用。

 汚れや油分が付きにくくなり、軽く拭くだけで清潔な状態を保てるようになりました。

 2列目シートの居住性や快適性が重視されるアルファード/ヴェルファイアならではの進化と言えるでしょう。

 さらに、純正装備だけでなく、後付けのバニティミラーも存在しています。

 たとえば、LEDライト付きの折り畳み式ミラーや、角度調整が可能な多面ミラーなど、さまざまなデザインが数千円から購入できます。

 これらは取り付けが簡単で、幅広い車種にも対応できるため、カスタマイズを楽しみたい人にも好評です。

※ ※ ※

 バニティミラーは、単なる鏡以上の存在として、車内の快適性を高めるアイテムです。

 日常の小さな瞬間をより便利で心地よいものにするこの装備は、今後も進化を続け、多くのドライバーや乗員の役に立つことでしょう。

【画像】「えっ!」斬新すぎる!? 最新アルファードの「“画期的”なバニティミラー」画像を見る!(14枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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