トヨタのタイ法人は2025年7月2日、タイ・バンコクで開催される「FAST AUTO SHOW THAILAND 2025」にブースを展開しました。

　さまざまなモデルを展示するなか、コンパクト5ドアハッチバック「ヤリス」の実車を出展したのですが、車名は同じでも日本仕様とは異なるヤリスが披露されています。

　一体どのようなモデルなのでしょうか。

　タイで販売される最新のヤリスは、2023年3月9日に発表された改良モデル。

　ボディサイズは全長4160mm×全幅1730mm×全高1500mmと、日本のヤリス（全長3940mm×全幅1695mm×全高1500mm）よりもひと回り大きく、いわゆる“3ナンバーサイズ”となっています。

　エクステリアは、最新のトヨタ車に用いられる「ハンマーヘッドデザイン」を採用し、日本のヤリスよりも迫力のあるスポーティなデザインが特徴。

　カーボンファイバーパターンをあしらった新デザイン「ディフューザースタイル」のリアバンパーも取り入れられ、アグレッシブな印象となっています。

　ブラック基調のインテリアでは、9インチ大型タッチディスプレイをインパネ中央に装着し、先進さを追求したほか、各所にレッドやオーキッドブラウンをあしらうなど、高級感のある内装が広がります。

　パワートレインは、最高出力92馬力、最大トルク109Nmを発揮する1.2リッター直列4気筒エンジンを搭載し、トランスミッションにCVTを組み合わせました。

　安全面では「トヨタセーフティセンス」が搭載され、「ブラインドスポットモニター」や「リアクロストラフィックアラート」「アラウンドビューモニター」などが備わり、ドライバーの運転をサポートします。

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　タイで販売されるヤリスは「スポーツ」「スマート」「プレミアム」「プレミアムS」という4つのグレードを設定。価格は55万9000バーツから69万4000バーツ、日本円で約249万円から約309万円です。

　FAST AUTO SHOW THAILAND 2025では真っ赤なボディカラーのヤリスが展示されたのですが、「LUSSO（ルッソ）」という純正アクセサリーパーツが装着された仕様。

「フロントバンパースカート」や「サイドスカート」「ルーフスポイラー」「リアバンパースカート」といったパーツでカスタムされたモデルで、スポーティさが増したスタイルが披露されました。