トヨタ新型「SUV」登場! “340馬力超え”の「高性能モデル」もあり! 3年ぶり顔面刷新で“最新サメ顔”化した超静音モデル「bZ4X」仏国でテスト実施
トヨタのフランス法人は2025年6月10日、フル電動SUV「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」の新たな改良モデルを同年後半に発売するにあたって、走行テストを実施したと発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
340馬力超え! トヨタの新型「SUV」!
トヨタのフランス法人は2025年6月10日、フル電動SUV「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」の新たな改良モデルを同年後半に発売するにあたって、走行テストを実施したと発表しました。

bZ4Xは、専用プラットフォームを採用するトヨタ初の本格BEV(バッテリー式電気自動車)として2021年発表、2022年に発売されたSUVです。
今回、走行テストが行われたのは2025年後半に欧州で発売が予定されている改良モデルです。エクステリアはフロントデザインを中心に刷新され、トヨタ最新のデザイン言語「ハンマーヘッド」を採用。シャープなライトデザインと低重心のフォルムにより、よりワイドで力強いスタンスを演出しています。
インテリアではインパネとセンターコンソールを一新。14インチの大型タッチスクリーンや、左右それぞれに設けられたワイヤレス充電器、64色アンビエントライトなど、先進性と質感の向上が図られました。
回生ブレーキの強弱をドライバーが任意に調節できるパドルシフトも採用し、走りの楽しさと効率性を両立させています。
ボディサイズは全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mm、ホイールベース2850mmです。
BEVとしての基本性能も大きく進化しています。フロントに搭載のeAxle(モーター一体型ユニット)は最高出力が150kWから167kWに、リアに搭載のeAxleは80kWから87kWにそれぞれ向上。駆動力の増加とともに静粛性や安定性も高まったほか、AWDモデルではシステム最高出力252kW(343馬力)を発揮します。
さらにバッテリーや冷却システムなどの進化によって、航続距離はWLTPモードで従来の512kmから569kmへと大幅に延伸。ロングドライブの快適性と安心感が一段と高まっています。
なお、この改良新型bZ4Xに続き、2026年春にはひと回り大きな派生モデル「bZ4Xツーリング」の発売が予定されています。すでに発表されている新型「アーバンクルーザー」や「C-HR+」とあわせて、トヨタはB、C、Dセグメントの主力クラスにおいて、フル電動SUVのラインアップをすべて網羅する体制を整えつつあります。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。
































