スバル「新型SUV」乗ってみてどう!? “視界良好”&全長4.6m級で「ちょうどイイサイズ」! 新型「フォレスター」を実際「使い倒してみた」印象とは

大画面化でよりシンプルに進化したインテリア

 では、新型フォレスターの上級グレード「Premium S:HEV」の使い勝手をチェックしていきましょう。

 まずインパネには「レヴォーグ」などと同じく、11.6インチの大型センターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムがドーンと搭載されました。

 ナビやオーディオ、エアコンやシートヒーター、カメラによる周囲の映像表示などの機能が集約。スマートフォンと連携すればいつも使っているアプリのアイコンが表示され、タッチ操作で使用することができるようになります。

内装も大きく進化を遂げた[写真はスバル新型「フォレスター Premium S:HEV EX」]
内装も大きく進化を遂げた[写真はスバル新型「フォレスター Premium S:HEV EX」]

 ひとつ、最初は寂しく感じたのがフォレスターではお馴染み「X-MODE」が物理スイッチではなく、このディスプレイによるタッチ操作に変更されたこと。

 これまではオフロード走行中に指で一発操作が可能でしたが、新型ではまず画面の車両設定モードをタッチしてX-MODEを呼び出し、そこからの変更になるので最初は少し手間がかかります。

 その後は表示されたままにしておくこともできるのですが、物理スイッチを使い慣れた人はちょっと寂しく感じるかもしれません。

 その代わり、センターコンソールはとてもスッキリとシンプルになり、ピアノブラックのパネル部分が増えたことで上質感もアップしています。センタートレイ部分には、USBのTypeAとTypeC、AUX入力端子が並び、Qi規格のワイヤレスチャージャーも装備。ここはセンタートレイとして小物入れにも使えます。

 運転席まわりの収納としては、サングラスなどに便利なオーバーヘッドコンソール、照明付きのグローブボックス。左右で対角線上に配置されたドリンクホルダーは、助手席の人と手がぶつかりにくく取り出しやすいです。

 そのすぐ後ろには、キーやボールペン、ペットボトルのキャップなどちょっとした小物を置くのに便利な隙間収納があり、コンソールボックスは深さが十分。500mLのペットボトルが収まるサイズです。大型のドアポケットが左右に備わっています。

 なお、歴代フォレスターで継承されてきた運転席から前方・側方・後方への視界の良さは、デザイン性を重視したという新型でもしっかり継承されているのでご心配なく。

 続いて後席は、前席より一段高いヒップポイントとなっており、見晴らしがよく開放感があります。

 ドア開口部が大きく確保されているので、乗り込む際に頭をぶつけにくく、チャイルドシートの乗せおろしもスムーズにできそう。

 また後席左右にもシートヒーターがあるのは嬉しいところ。ドアにボトルホルダーと小物が入るポケットがあり、センターアームレストにもカップホルダーが備わります。

 ノートやカタログなどが入れやすいシートバックのポケットと、後席用のUSBがTypeAとCの1つずつ備わるのも便利です。

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