2000万円超えのトヨタ「“4人乗り”ハイエース」!? “高級ホテル”な「ウッド内装」が超ラグジー! 商用バンとは思えないビッグな「van hotel」公開
2025年6月27日から3日間開催の「東京アウトドアショー2025」に、一級建築士事務所「333architects(トリプルスリーアーキテクツ)」が一風変わったキャンピングカーを出展しました。どのようなクルマなのでしょうか。
日常の使い勝手にも配慮したメーカー直系の車中泊モデル
2025年6月27日から29日まで、幕張メッセ(千葉市美浜区)を会場に開催された「東京アウトドアショー2025」には、キャンプグッズやアウトドアギアのほか、アウトドアに映えるクルマたちも多く展示されていました。
中でもキャンピングカーや車中泊仕様は多くの車両が出展されており、多くの来場者が熱心にチェックする姿が印象的でした。
そんなキャンピングカーの中でも、ひと際異彩を放っていたのが、「van hotel(バンホテル)」と名付けられた車両でした。
![建築家が手掛けた高級キャンピングカー「van hotel(バンホテル)」[「TOKYO OUTDOOR SHOW 2025」出展モデル]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/06/20250630_toyota_hiace_Camper_van_hotel_001.jpg?v=1751265593)
キャンピングカーは「モーターホーム」とも呼ばれ、海外では「動く高級住宅」のように贅沢な使われ方もされています。
この車両もどちらかというとその要素が強く、名前の通り、バンをベースにホテルのような室内空間を実現したのが最大の特徴となっています。
このバンホテルを手掛けているのは、「333architects(トリプルスリーアーキテクツ)」という一級建築士事務所で、自分だけのキャンピングカーを建築家と一緒に作り上げる新しい体験を提供してくれるのです。
会場に展示されていたのはトヨタ「ハイエース」(スーパーロング)をベースとした定員4名のキャンピングカーでしたが、ベース車からユーザーの自由に選ぶことができます。
ハイエース以外の車種を選ぶことはもちろん、すでにお乗りの愛車をベースにすることも可能だといいます。
そして建築家が設計し、家屋の建築を手掛ける建築家が制作するということで、従来のキャンピングカーとは一線を画す、本当に注文住宅かのような上質な仕上がりとなっているのが最大の魅力となっています。
もちろん車両に架装をするということで、難燃性は当然のこと、車体のねじれやしなりも考慮されているので、安心して使うことができます。
なお、会場に展示されていたハイエースはレンタカーとして借りることができます(出発地は神奈川県横浜市西区)。
建築家が手掛けたキャンピングカーがどんな仕上がりとなっているのかを体感してみたい人は、試しに借りてその本質を実体験することもできるようになっています。
なお2025年9月30日までは、サービス開始1周年を記念したキャンペーン価格3万9000円(1泊2日)で借りることができるそうです。
今後はキャンピングカー事業を手掛ける大手ビルダー「ホワイトハウスキャンパー」(愛知県東郷町)ともタッグを組んで、キャンピングカーのベースとして人気のフィアット「デュカト」の導入をしやすくするなど、よりユーザーに届けやすくする取り組みを進めていくとしています。
同社からはすでにいくつかの提案がされており、会場にはデュカトキャンパーを提案する模型3モデルが並んでいました。
参考価格は、ハイエースで2100万円から、デュカトで2600万円からとのことです。
気になった方は公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
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