トヨタ「ランドクルーザー250」“普通”に買えるのはいつ? 当初「注文殺到」状態で“即・受注停止”! 異例の人気ぶりの「原点回帰モデル」最新状況はどうなのか
トヨタ「ランドクルーザー250」の最新の納期や販売状況は、どうなっているのでしょうか。
各店舗で割り当て やはり「まだ買えない」場合も
オフローダー車らしい無骨さと、モダンな印象を併せ持つ、トヨタ「ランドクルーザー250」。デビューから2年が経過し、街中で見掛ける機会もだいぶ増えてきた感があります。
当初は注文するのも困難だったほどの人気ですが、最新はどうなっているのでしょうか。6月中旬に首都圏にあるトヨタディーラーに聞いてみました。

2023年8月にデビューしたランドクルーザー250(ランクル250)。日本での発売は2024年4月18日でした。
従来の「ランドクルーザープラド」に代わるもので、本来のランドクルーザー(ランクル)シリーズの原点に立ち戻った中核モデルと位置づけられています。
プラットフォームにはフラッグシップ「ランドクルーザー300」と同じ「GA-Fプラットフォーム」を採用し、基本性能を大幅に向上。
そしてランクル初の電動パワーステアリング(EPS)と、SDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism)を搭載しています。
この電動パワーステアリングはオフロードでのキックバック低減に加え、オフロード/オンロードを問わない扱いやすさを実現している点にも注目です。
SDMはスイッチ操作でフロントスタビライザーのロック/フリーを切り替えることが可能であり、オフロードでの悪路走破性・乗り心地とオンロードの操縦安定性を両立させています。
日本仕様に搭載されるパワートレインは、最高出力204馬力/最大トルク500Nmを発揮する2.8リッターディーゼルターボエンジン+8速ATと、最高出力163馬力/最大トルク246Nmを発揮する、2.7リッターガソリンエンジン+6速ATの組み合わせの2種類。
これに加え、ランクルらしい堅牢でクラシカルな雰囲気と最新モデルらしいモダンな雰囲気を融合させたデザインも、人気を博しています。
オフロード/オンロードを問わず高い実用性を誇り、なおかつシティユースにも映える都会的なデザインを持つランドクルーザー250。
発売当初はかなりの人気ぶりで、一時は「買いたくても買えない」状態となり、納車にも時間がかかっていました。
では、最新の状況はどうでしょうか。6月中旬に、首都圏にあるトヨタディーラーに聞いてみました。
「ご希望のエンジンやグレードにもよりますが、ガソリン車の方が早めにご納車できる可能性が高いです。ディーゼルエンジン仕様車の方は年単位でお待ちいただくことになると思います。
人気のグレードはガソリン車の『VX』ですね。
あくまでも目安ではありますが、ご納期につきましては、ガソリン車で半年以上、ディーゼル車は1年以上見ていただいた方がよろしいかと思います」
また、別のディーラーはこのように話してくれました。
「ランドクルーザー250について、当店では受注停止の状態なんです。
店舗ごとに割り当ての台数が決まっていて、当店では比較的早い段階で受注枠が埋まってしまいました。
もしかしたらすでにご存知かもしれませんが、同じ系列店や、他の販社さんであれば枠が残っている可能性があります。
お手数をお掛けして申し訳ありませんが、お電話で近隣のディーラーさんに問い合わせてみてください。
指名買いでランドクルーザー250が欲しいというお客様が多くいらっしゃいますが、納期を知って諦める方もおられます。
新車が待ちきれないのでしたら、本来であれば認定中古車をおすすめしたいところなんですが、発売されてからあまり時間が経過していない点や、需要に対して供給が追い付いていないこともあり、全体的に割高な相場です。
そのため、ひたすら電話を掛けまくっていただくか、(『めったには出ませんが』と念を押されたうえで)キャンセル待ちの列に並んでいただくという方法もございます。
この状況はしばらく続くのではないかと個人的には思っています」
どうやら、受注停止のディーラーがあるいっぽうで、受注枠が残っている店舗も少なからずあるようです。
地道な作業にはなってしまいますが、諦めずに問い合わせを続ければいつかは…といった可能性もあるだけに、本気度が試されそうです。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。
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