276万円! トヨタ新型「“5人乗り”コンパクトSUV」発表! まさかの“レクサス顔”&「リッター26キロ超え」の低燃費もイイ! 最上級より「100万円以上オトク」な「カローラクロスG」最安モデルとは?
トヨタは、2025年5月23日にマイナーチェンジを実施した新型「カローラクロス」を発表しました。なかでも最も安い「G」グレードとは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
最安モデルの気になる仕様とは?
2025年5月23日、トヨタは「カローラクロス」のマイナーチェンジを行い、最新モデルを発表しました。
この改良では、パワートレインの刷新や安全装備の標準化、新グレード「GR SPORT」の追加など、多岐にわたる変更が施されています。
では、カローラクロスの中で最も安価なモデルはどのようなクルマなのでしょうか。

「カローラ」シリーズは、1966年の初代モデル発売以来、世界150以上の国と地域で累計5500万台以上を販売したトヨタのグローバルベストセラーカーです。
その中でもカローラクロスは、2020年7月にタイで世界初公開されたカローラシリーズ初のSUVモデルで、日本では2021年9月に発売が開始されました。
都市部の使い勝手とアウトドアでの走破性を両立したコンパクトSUVとして、カローラシリーズの新たな柱となっています。
今回のマイナーチェンジでは、カローラシリーズが掲げる「良質廉価」「変化」「プラスアルファ」をさらに強化し、所有・移動の質の向上、安心・安全の質の向上、走りを楽しみたいという顧客ニーズへの対応を目標に改良が行われました。
グレードは「G」「S」「Z」、そして新たに追加されたGR SPORTの4種類に整理され、G、S、Zグレードは2WDとE-Four(4WD)の選択が可能ですが、GR SPORTはE-Fourのみの設定です。
この中で最も安価なモデルは「G(2WD)」です。
Gグレード(2WD)のボディサイズは全長4455mm×全幅1825mm×全高1620mm、ホイールベース2640mmで、コンパクトSUVとしてのワイドなスタンスを維持し、力強いデザインと洗練さを両立しています。
ボディカラーは全8色を展開。
外装では、最新のレクサスを彷彿とさせるシームレスな一体型グリルを新採用し、スマートで洗練された印象を強調しています。
前後ランプはフルLED化され、グリル上部にはセンターランプを新設。
Gグレードはブラックのフロントアッパーモール、ドアウインドウフレームモールディング、17インチスチールホイール(樹脂フルキャップ付)を装備しています。
内装では、シフトノブやシフトパネル周辺のデザインを刷新し、ドア開閉時に自然に点灯する「イルミネーテッドエントリーシステム」を採用することで、乗降時の質感を向上させました。
シートはファブリック素材を使用した2列5人乗りレイアウトで、シフトノブやステアリングには本革を採用し、エントリーモデルながら高い質感を実現しています。
オートエアコンや8インチディスプレイオーディオ(4スピーカー)を標準装備し、必要十分な利便性を確保しています。
走行性能では、E-Fourモデルにトヨタ車初の「SNOW EXTRAモード」を搭載。
発進時や旋回時、スリップ時だけでなく、フルタイムでE-Fourが作動し、あらゆる場面で高い走行安定性を実現しています。
安全装備として、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備。
単眼カメラとミリ波レーダーを組み合わせ、プリクラッシュセーフティ、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)、レーントレーシングアシスト、ロードサインアシスト、オートマチックハイビーム、パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)を搭載し、衝突回避や被害軽減を強力にサポートします。
パワートレインは、カーボンニュートラル達成に向けた電動化の推進により、ハイブリッド車(HEV)に一本化されました。
Gグレード(2WD)には、最高出力98PS、最大トルク142Nmの1.8リッター直列4気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。
WLTCモードで26.4km/Lの優れた燃費性能を実現し、走行性能と環境性能を両立しています。
価格は、Gグレード(2WD)が276万円(消費税込み)で、最上級モデルのGR SPORT(389万5,000円)と比べ、113万5000円お得に購入することができます。
このように、カローラクロスGグレード(2WD)は、コンパクトSUVとしての実用性、質感、安全性、環境性能をバランスよく備えた魅力的なエントリーモデルです。
Writer: 青木一真
埼玉県生まれ。宅配ドライバーを経験した後に、車中泊関連の記事執筆を開始。現在はフリーライターとして、車メディアに従事している。自動車は輸入車、スポーツカー、SUV、ミニバン、軽自動車の所有を経験。月間3000kmほどを走行している。







































































