全長4m以下! 日産が「新型コンパクトカー」を世界初公開! 「マーチ」の血族「マイクラ」が8年ぶり“全面刷新”! 丸目の旧車デザインもイイ「5ドアコンパクト」欧州に登場へ
日産の欧州法人は、新型「マイクラ」がついに正式に発表となりました。どのようなクルマなのか、その魅力はどんなものなのかを解説します。
マーチの血を引く日産の新型「コンパクトカー」
これまで何度も予告されてきた日産の新型「マイクラ」が、ついに正式に発表となりました。どのようなクルマなのか、その魅力はどんなものなのかを解説します。

マイクラは、日本で生まれたコンパクトカー「マーチ」の欧州向けのネーミングです。日本でマーチは、すでに廃版となってしまいましたが、欧州のマイクラは現地で5世代、40年以上にわたって人気を維持、2023年7月まで販売されました。
その人気モデルを、約2年ぶりに復活させたのが、今回の新型マイクラ。先代モデルは2017年登場なので、約8年ぶりのフルモデルチェンジとなります。
これまでのマイクラは、エンジン車でしたが、新世代の6代目モデルは電気自動車(BEV)、しかもアライアンスを組んでいるルノーとの共同開発車となりました。
ルノー版の兄弟車は「ルノー5」で、すでに発売済み。それに対して、新型マイクラは、欧州にて2025年後半に発売が予定されています。
そんな新型マイクラには5つの魅力が存在しています。
1つ目の大きな魅力は、そのデザインです。3代目の雰囲気も感じる特徴的な丸いヘッドライトは、実はデイタイムランニングライトであり、本当のヘッドライトは真ん中の細い横長の部分になります。
ドアロックを解除するときは、このライトが左右に脈動する「ウェルカムウインク」を行ってくれるそうです。
また、すべてのグレードでアルミホイールは18インチ。顔つきは可愛らしいものですが、Bセグメントに対して大きなタイヤ&ホイールは、力強さを感じさせてくれます。
ボディカラーは6色で、2種類のルーフカラーがあり、あわせて14通りのカラーバリエーションが用意されています。内装色も3つあります。アイコニックなデザインと、カラフルなボディカラーは、新型マイクラの最強の魅力と言えるでしょう。
2つ目の魅力は使いやすいサイズ。全長は4m未満であり、全幅は1.8m。2.54mの長いホイールベースを持ち、クルマの四隅にタイヤを配置します。街中の狭いスペースに無理やりのように縦列駐車するのが、欧州の都市部での流儀ですから、このコンパクトさも大きな魅力となるのは間違いありません。
3つ目は、利便性の高さです。荷室の床はフラットで、荷室容量は326リットルを確保しています。もちろん後席は倒すことができますから、大きな荷物を運ぶこともできます。
荷室の床下には、充電用コードを収納する専用スペースが用意されています。前席の収納スペースには、富士山をモチーフとしたデザインが施されています。これも魅力の一つと言えるでしょう。
4番目の魅力は最新のコネクテッド機能です。搭載された日産コネクトには、グーグルのサービスが含まれています。グーグル・マップを使って目的地を探し、グーグル・アシスタントを使って会話形式でクルマの設定変更を行います。
ハーマンカードンのオーディオシステムで、グーグル・プレイの音楽を聴くだけでなく、車内でのカラオケも可能です。
最後となる5番目の魅力は走行性能です。バッテリー容量は40kWhと52kWhの2種類が用意されています。
40kWh版の走行性能は、最高出力90kWで航続距離は308km。52kWh版は、最高出力110kWに航続距離が408km。100kWの急速充電器に対応しており、それを使えば、15%から80%までの充電にかかる時間は30分。V2L(ビークルtoロード)の機能があり、電力を外部に供給することも可能としています。
つまり、新型マイクラは、デザイン/サイズ/利便性/コネクテッド/走行性能という5つの魅力を備えたクルマとなります。惜しむらくは、欧州生産なので日本への導入は難しそうというところでしょう。
もしも日本にやってきたら、欧州製BEVよりも人気を集めるような気がしてなりません。なんとも残念なことです。
ルノ-より拝借!ルノ-5のOEM。。我が日産は現在自動車製造はしておりません、販売会社です。お間違いなきよう!
マーチだったらデカ過ぎ