2025年5月9日にトヨタはカローラ ツーリングを一部改良し、同年5月19日からドライブレコーダーやコネクティッド機能の標準化を図った新モデルを発売しました。

　カローラ ツーリングは1966年に誕生したカローラシリーズのステーションワゴンとして、2019年9月に第12代モデルが登場しました。

　TNGAプラットフォームを採用し、日本専用設計によって全長4495mm×全幅1745mm×全高1460mmで、ホイールベースは2640mmです。

　低重心設計が走行安定性を高め、取り回しの良さを両立。ファミリーからアウトドアユーザーまで幅広い支持を集めています。

　一部改良では，従来オプションだったドライブレコーダーやデジタルキー，ディスプレイオーディオplusを上位グレードに標準化したほか、ブラインドスポットモニター＋安心降車アシストやパーキングサポートブレーキをW×BとGに採用し，HEV一本化で環境性能が向上しています。

　アクセサリーコンセント選択時には給電アタッチメントが標準装備され、実用性も向上。

　カローラ ツーリングのグレード構成はX（2WD）、S、G、W×Bおよび特別仕様車アクティブスポーツ4WDの全7タイプです。

　価格はX（2WD）が235万9500円から始まり，W×BやGでは先進機能やアルミホイール，LEDフォグランプを標準装備，最上位の特別仕様車はスポーティなエクステリアパーツを備えた仕様で341万6600円まで幅広くラインナップしています。

　それでは、エントリーグレードであるX（2WD）はどのようなモデルなのでしょうか。

　X（2WD）は1.8リッターガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、WLTCモード燃費29.5km／Lを実現しています。

　駆動方式は2WDで静粛性とスムーズな加速を提供します。エクステリアには195／65R15タイヤと15×6Jスチールホイール（樹脂フルキャップ付）を装着し、フロントには3灯式LEDヘッドランプ＋LEDターンランプ＋LEDクリアランスランプを採用。

　リヤコンビネーションランプもLED化し、視認性を確保しつつ先進的な印象を演出しています。

　インテリアはブラック基調のファブリックシートを標準装備し、アナログメーターに4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを組み合わせることで走行情報を見やすく表示。

　センタークラスターはディスプレイオーディオレス仕様ですが、販売店装着オプションでアップグレードが可能です。荷室にはリバーシブルデッキボードと6：4分割可倒式リアシートを備え、高さや長尺物に応じてフレキシブルに使い分けられます。

　安全装備としてToyota Safety Senseを全車標準装備し、プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、アダプティブクルーズコントロールを搭載。

　インテリジェントクリアランスソナーはオプション設定で駐車時の安心感をさらに高めることができます。

　メーカーオプションでアクセサリーコンセントを選択すると給電アタッチメントが標準装備となり、アウトドアや災害時の電源確保にも活用可能。ボディカラーはシルバーメタリックを含む全7色から選択でき、多様なシーンにマッチします。

　カローラツーリングのX（2WD）は高い燃費性能と必要十分な装備をコンパクトにまとめたエントリーモデルとして、あらゆるユーザーに最適な選択肢と言えるでしょう。