日産「新型エルグランド」まもなく登場! でも現行型もスゴイ! 世界初の「画期的システム」&市販車初の「めちゃ便利機能」採用! 革新的技術とは?

新型の登場が待望される日産「エルグランド」。2010年登場の現行モデルに採用されている、世界初の革新的な技術を3つピックアップして紹介します。

現行には革新的技術が多く搭載

 現行「エルグランド」の発売から約15年が経過し、次期型の登場が待たれています。

 2024年度第3四半期決算発表において、日産は2026年度内に新たな大型ミニバンを発売予定で、詳細は2025年内に公開すると明らかにしました。

 さらに、2025年4月22日には新型エルグランドの一部デザインが公開され、第3世代「e-POWER」の搭載も発表されました。

現行「エルグランド」に搭載された「世界初」の技術・装備とは?
現行「エルグランド」に搭載された「世界初」の技術・装備とは?

 エルグランドは、1997年に誕生したラージクラスミニバンです。

「キング・オブ・ミニバン」として、日本の高級ミニバン市場を牽引してきました。

 2010年に登場した3代目エルグランドは、駆動方式をそれまでの後輪駆動(FR)から前輪駆動(FF)に変更し、数々の改良を経て熟成が進んでいます。

 しかし、登場から約15年が経過して設計の古さが目立つ部分もあり、日産広報部への取材によると、現行モデルは2025年内に生産終了することが判明しました。

 そして一部のグレード、ボディカラー、オプションについては、すでに新規注文の受付を終了しています。

 次期型となる4代目エルグランドは、2026年度後半に公開予定です。

 新型の登場が待ち遠しい今、改めて現行エルグランドに搭載された世界初の革新的技術を紹介します。

●中折れ機能付き「コンフォタブルキャプテンシート」

 7人乗りモデルに採用された「コンフォタブルキャプテンシート」は、オットマン(足置き)とシートバック中折れ機能を備えています。

 助手席と2列目の計3席にシート一体型のオットマンを搭載し、助手席のオットマン使用時でも2列目の乗客が同時にオットマンを使用できる設計です。

 2列目シートは、1列目や3列目と異なる立体的な「中折れ形状」を採用。

 体圧を分散し、リラックスした姿勢を維持できます。このオットマンと中折れ機能を組み合わせたシートは、2010年当時世界初の装備として注目されました。

●「移動物検知機能」を追加したアラウンドビューモニター

「アラウンドビューモニター」は、4台のカメラで車両を上空から見下ろすような映像を映し出す駐車支援システムです。

 2007年に2代目エルグランドで世界初の実用化を果たし、3代目では「次世代アラウンドビューモニター」として進化。

 2011年の改良で、移動物検知(MOD)機能が追加され、歩行者や買い物カートなどの移動物を検知し、ディスプレイと警告音でドライバーに知らせ、安全な発進や駐車を支援します。

●踏み間違い衝突防止アシスト(駐車枠検知機能付き)

 ペダルの踏み間違いによる衝突を防ぐシステムで、2012年の改良時に世界初搭載されました。

 アラウンドビューモニターのカメラと車両前後の超音波ソナー、日産独自の画像解析技術を組み合わせ、駐車枠の白線を検知。

 駐車枠内でアクセルを誤って踏んだ場合でも、加速を抑制し安全を確保します。

※ ※ ※

 発売から約15年、進化を続ける現行エルグランド。

 次期モデルでは、これらの先進技術を継承しつつ、さらなる進化が期待されます。

 新型エルグランドの動向に注目です。

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Writer: 山城颯太

理系国立大学を卒業後、自動車メディアを中心にフリーランスのライターとして活動中。TOEIC 925点。クルマから電車、飛行機まで乗り物大好き。主に新型車のグレードに焦点を当てたモデル紹介、海外車の執筆などを担当。

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