日産の「7人乗り“超豪華”ミニバン」がスゴい! 次期型「エルグランド」を示唆? 斬新ドア&「電子レンジ」も完備!? ディーゼルも搭載の北米コンセプトモデル「フォーラム」とは

豪華なインテリアは今見てもなお魅力的!

 インテリアでは、2列目に外向き90度、もしくは180度回転可能なバケットシートを採用。屋外イベント時の「アウトドアチェア」にも、3列目と向かい合わせた配置による「ファミリースタイル」にも変化させることができ、移動中でも社交的な空間を演出します。

 フローティングデザインのインパネにはアニリンレザーを含む豪華な素材が使用され、アルミやウッド調のアクセントも加えられました。

 豪華さとモダンさを併せ持つ秀逸なインテリアデザインは、見る者に大きなインパクトを与えてくれます。

「集いの場」というネーミングにふさわしく、全てのシートがリビングのような仕立てとなっていました
「集いの場」というネーミングにふさわしく、全てのシートがリビングのような仕立てとなっていました

 2列目以降の乗員には、2列目シート内に設置されている個別ワイヤレスモニターが用意されるなど、パーソナルな快適性も確保されています。

 さらに、子どもの様子を確認できる「キッズカム」や、すべての音声を一時停止してドライバーの声を届ける「タイムアウト」システムなど、ファミリーに配慮した独自機能も搭載されています。

 Boseと共同開発されたメディアシステムには、近接センサーによる直感的なコントローラー、シートセントリックスピーカー、さらには車外用のFreeSpaceスピーカーも用意され、家族全員が快適に過ごせるエンターテインメント空間が構築されていました。

 内装素材にはアニリンレザーに加え、アルミニウムやウッド、厚さ1インチの「モダンシャギー」ウールカーペットなどが用いられ、上質感と温かみを兼ね備えています。

 さらに、ポップコーンが入るサイズのコンソール内蔵型電子レンジまで備えていた点もユニークで、「移動するリビング」を具現化する構成でした。

 フォーラムのパワートレインは、当時注目されていたクリーンディーゼルエンジンなどの環境対応パワートレインを搭載予定とし、エクストロニックCVTと組み合わせたFF(前輪駆動)方式を採用しました。

 ホイールベースは3075mmと長大で、直進安定性と室内空間の両立が図られています。

 大径な20インチホイールに低偏平タイヤを組み合わせ、見た目の迫力も十分です。

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 そんなフォーラムの技術的・思想的なインパクトは大きく、のちの4代目「クエスト」(2012年登場の北米向けラージミニバン)や3代目「エルグランド」(2010年登場)にも影響を与えています。

 とくに、有機的なフォルムを多用した豪華なインテリアなどは、現在でも通用する斬新なものでした。

 日産は今後2025年から2026年にかけ、4代目となる新型エルグランドを発表予定です。

 フォーラムのような斬新さと豪華さを兼ね備えたインテリアで再び我々を驚かせてくれるのか、大いに期待したいところです。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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