人気爆発で「抽選化」一体なぜ!? 謎の希望ナンバー「358」いよいよ「取得困難」に…日本全国で大人気の理由とは
希望ナンバーのうち「358」が新たに全国の「抽選対象希望番号」となり、誰でも自由に取得できるナンバーでは無くなりました。なぜ抽選対象となったのでしょうか。
実際どうなのか?
2025年5月11日 21時から、希望ナンバーのうち「358」が新たに全国の「抽選対象希望番号」となり、誰でも自由に取得できるナンバーでは無くなりました。
なぜ「358」が抽選対象となったのでしょうか。

クルマのナンパ―プレートに自分の好きな数字を使える「希望ナンバー」制度。「1122(いい夫婦)」「2574(事故なし)」など縁起の良い数字や、オーナーの誕生日など、色々な数字が選ばれます。
人気殺到した数字は「抽選対象希望番号」となり、抽選に当選した人だけがその数字で登録できます。
こうした「抽選対象希望番号」は、たとえば「1」「7」「8」「88」「333」「555」「777」「888」「1111」「3333」「5555」「7777」「8888」といったものがあります。
これらの番号を希望する場合は、抽選で当選しなければ取得できません。なかには「富士山ナンバー」だけで抽選対象となる軽自動車の「3776」(富士山の標高)など、地域限定で抽選がおこなわれる場合もあります。
料金は地域ごとに異なりますが、東京都の場合、通常ナンバーのペイント式プレートの手数料は1980円なのに対し、希望ナンバーでは5000円と2倍以上の費用がかかります。入金確認後4日ほどで交付となります。
そんななか、2025年4月14日、全国的に抽選対象となるナンバーに、新たに「358」が追加されると発表されました。
そして同年5月11日 21時以降に希望ナンバーの申し込みを行う場合から、「358」は抽選対象としての扱いがいよいよスタートしたのです。
この数字が抽選対象となった理由について、「全国自動車標板協議会」は「払出数の増加」を挙げています。つまり、この数字を希望する人が多くなってきたというわけです。
実際、同会が2023年に発表した全国の「希望ナンバーランキング」の軽自動車部門において「358」が1位に輝くほど、人気が高まっているのが伺えます。
なぜ「358」というナンバーが、全国で抽選となるほど人気殺到しているのでしょうか。
じつはこの「358」、通称「エンジェルナンバー」のひとつとして知られています。
縁起がいい理由として、ハッキリとしたものありません。しかしこれらの数字は、数々のエピソードがあり、結果として縁起がいいとして広く認知されているわけです。
まず大きなところでは「風水」があります。「3」が金運、「5」が財運、「8」が成功運を表すとされています。
金運を上げたい人は「333」、成功したい人は「8888」といったようなゾロ目にする人もいますが、全体的に運を上げたい人は、「358」という“全部乗せ”の数字を選ぶといいます。
縁起の良い数字である背景として、「お釈迦様が仏教の悟りを開いたのが35歳8か月」「仏教が日本に伝わったのが538年」「真言宗を開いた空海の入定が835年」という説もあります。
あるいは書籍によって「江戸幕府の有名将軍、徳川家光・綱吉・吉宗がそれぞれ3代目・5代目・8代目」「西遊記の三蔵法師のお供が沙悟浄・悟空・猪八戒」という解釈も。
さらには「三種の神器」や「五魂(海、川、山、木、草)」、「八百万神(やおよろずのかみ)」などの言葉があるように、358という数字が「神聖な数字」としてみられてきた歴史的背景も影響しています。
「エンジェルナンバー」はこのような様々な解釈でメディアを通じて日本中に広まった結果、希望ナンバーが抽選をしなければならないほどに、人気となっているというわけです。
抽選対象に切り替わった11日夜以降、さっそく「えっ、358って誰でも取れるわけじゃないの?」「昨日の間に済ませときゃよかった」という声もありました。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。