日産「新型エルグランド」まもなく公開! 15年ぶり全面刷新で「ツブツブ顔」に!? 高性能ハイブリッド搭載の「アルファード対抗馬」予想CGをデザイナーが作成
日産が2026年度に発売予定としている新型「エルグランド」のデザインが一部公開されました。その姿をもとに、元デザイナーが予想レンダリングを作成。いったいどのような姿になっているのでしょうか。
次期エルグランドの姿が見えてきた!
2025年4月22日、日産自動車はブランドコミュニケーションイベント「NISSAN START AGAIN 2025」において、2026年度に発売を予定する新型「エルグランド」のデザインを一部公開しました。会場ではティザーイメージが披露され、2025年度後半の正式発表に向けた開発の進捗が示されました。

エルグランドは、1997年に初代が登場した日産のプレミアムミニバンです。広い室内空間と高級感ある内装を兼ね備えた“くつろぎ”重視のモデルとして市場を切り拓き、長距離移動に適した快適性と堂々とした存在感が多くの支持を集めてきました。
現行型は2010年に登場した3代目であり、すでに14年が経過しています。
今回公開されたティザー画像では、車両の全体的なシルエットとフロントビューが確認でき、デザインの一部が明らかになっています。
なだらかに傾斜した大きなフロントウインドウや、水平に伸びた細いライン状のLEDライトがフロントグリル上部を貫いており、ドット状の小さなLEDランプを多数配したアダプティブヘッドライトの存在も確認できます。
サイドからリアにかけては陰影に包まれてディテールは見えませんが、ルーフラインは水平基調で、リアエンドは直角に切り立つスクエアな造形が確認できます。
また、Aピラーの根元からリアにかけて連続するクロームモールが、上質さと伸びやかさを両立した印象的なアクセントとなっています。
これらのデザイン要素は、2023年の「ジャパンモビリティショー」で日産が披露したミニバンEVコンセプト「ハイパーツアラー」との共通点が見られ、次期エルグランドがそのデザイン言語を受け継いでいる可能性があります。
新型エルグランドには、日産が開発した第3世代のe-POWERシステムが搭載される予定です。e-POWERはエンジンで発電し、その電力でモーターを駆動するシリーズ方式の電動パワートレインです。
第3世代e-POWERでは、新開発の1.5リッター発電専用エンジンを核に、モーターやインバーターなど5つの主要部品を1ユニットにモジュール化した「5-in-1」構造を採用。これにより軽量化が図られ、静粛性と燃費性能の大幅な向上が期待されています。
日産が公開したティザー画像をもとに、元日産デザイナーの「とっきー トキデザ@DAMD.inc」氏が、次期エルグランドの全体像を予想したレンダリングをSNS「X」で公開しました。
同氏は、武蔵野美術大学を卒業後、日産でカーデザインに従事し、現在はカスタムメーカー「DAMD(ダムド)」でデザイナー兼PRを務めています。
予想レンダリングでは、フロントアッパーグリルは閉じられており、ドット状のLEDランプが全体を埋め尽くしています。ティザー画像で確認できるLEDライトの配置やディテールが忠実に再現され、左右に大きく広がる開口部を持つバンパーデザインが加えられています。
ボディサイドは、直線的でアグレッシブなプレスラインとスクエアなウインドウ形状が与えられており、ブラックアウトされたピラーによってフローティングルーフ風の構成が採用されています。サイドウインドウのデザインは現行エルグランドを想起させつつ、より現代的にアレンジされた印象を与えています。
現時点で新型エルグランドの詳細なスペックや装備構成は明かされていませんが、日産は2026年度までに4車種を日本市場に導入するとしており、その中核モデルとして開発が進められていることは間違いありません。
次期型の正式発表に向け、2025年秋に開催予定の「ジャパンモビリティショー2025」でのさらなる情報公開や実車の初披露にも期待が集まります。
想像図なので何とも言い難いですが、もしこの通りならまだ間に合いますので考え直した方がいいかも。
想像図なので何とも言い難いですが、もしこの通りならまだ間に合いますので考え直した方がいいかも。