三菱「新型SUV」26年後半に登場! 全長4.3m級&一文字ライト!? 鴻海傘下Foxtron製モデル、オセアニアで発売! OEM供給について覚書を締結
三菱自動車工業株式会社と、鴻海精密工業傘下(Foxconn)で電気自動車の開発を担う鴻華先進科技(Foxtron)は、Foxtronが開発した電気自動車を三菱自動車に供給することについての覚書を締結し、検討を進めることとしました。
2025年5月7日に三菱とFoxtronは、Foxtronが開発した電気自動車を三菱に供給することについての覚書を締結し、検討を進めることを発表しました。
かねてから噂されるコンパクトSUVと見られます。

三菱は、プラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」の大幅改良や、アセアン地域で好評の「エクスパンダー」及び「エクスフォース」にハイブリッド車を追加するなど、新型車の電動化によって環境対応を推進しています。
そうした中で今回、三菱にOEM供給されるこの電気自動車は、Foxtronが開発し、裕隆汽車によって台湾で生産され、オセアニア地域(オーストラリア、ニュージーランド)で2026年後半に販売開始する予定としています。
Foxtron(鴻華先進科技)とは、アイフォンの受託生産先としても有名かつ最近ではシャープの親会社として電気自動車にも注力している鴻海精密工業(Foxconn)傘下で電気自動車の開発を担う企業です。
今回、三菱およびFoxtronはこの覚書に基づき、本契約に向けて協議を進めていくとしています。
この新型電気自動車は、2024年に発表したオーストラリアでの2030年に向けた三菱の商品計画に含まれていたものです。
なおFoxconnは、2025年4月9日に東京都内で「EV戦略説明会」を開催。ここでは今後同社が展開していくモデルの概要が明かされました。
そのなかで、イタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナがデザインを手がけたBセグメントの「モデル B」は、2025年に台湾で投入した後、26年には日本の自動車メーカー向けにオセアニアで投入することを明かしており、これが今回の新型電気自動車と見られます。
なお前述の「EV戦略説明会」で、ボディサイズが全長4315mmx全幅1885mmx全高1535mm、ホイールベース2800mmmで、コンパクトSUVのような見た目です。
バッテリー容量は58kWhで満充電での航続距離は500km。RWD仕様がベースでモーター性能は最大出力172kW、最大トルク340Nm。AWDでは同モーターを前輪にも使い、最大出力344kW・最大トルク680Nmというスペックを明らかにしていました。
このモデル Bと見られる新型電気自動車について、三菱は「電気自動車としての優れた走行性能やインフォテイメント機能を有し、同地域に最適であると判断しています」とコメント。
今後、三菱はFoxconnとの協業検討に加え、欧州ではルノー、北米では日産からのOEM供給を受けるなど、アライアンスの強みを活かして電動車ラインアップを強化する計画です。
さらに、今後はアライアンスパートナーとの協業拡大により、オセアニア地域を含むグローバルでの電動車ラインアップの強化を検討しており、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速していくと説明しています。
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