「こりゃ気付かない…!」新型「速度取締りマシン」登場!? 見た目は「ちいさなお弁当箱」? “神出鬼没”な「移動式」? 全国で目撃される最新「レーダー機器」とは

警察が速度違反を取り締まる機器において、最新版のモデルはかなり小型で一見わかりにくいものだといいます。最新の情報を紹介します。

ところで…何キロ以上オーバーすると「捕まる」の?

 それでは制限速度に対して何キロ以上オーバーすると「違反」となるのでしょうか。

 玉さんは次のように推察します。

北海道では赤色灯の間に速度取締り用の「レーダー」を備えたパトカーも多く配備されています[Photo:北海の玉]
北海道では赤色灯の間に速度取締り用の「レーダー」を備えたパトカーも多く配備されています[Photo:北海の玉]

「一般道の固定式オービスは30キロオーバーまで大丈夫だといわれているためか、ネズミ捕りもそのくらいまでならOKだろうと思い込んでいるドライバーもいるかもしれません。

 しかしネズミ捕りの場合はそんなに甘くありません。検挙されるクルマの多くは、制限速度に対し時速15キロから20キロオーバーとみられます。

 当然ながら、制限速度30キロ以上を超過したスピード違反も検挙対象になります。

 検挙の基準は道路状況などによるとは思いますが、とにかく制限速度を意識することが大切です」

 玉さんの地元、北海道では夜間にネズミ捕りを行うことは珍しく、日中が多いようです。

 夜間はレーダーパトカーやレーザーパトカー(通称「レーパト」)がメインで、中でも最近は、新しいレーダーパトカーが主役になりつつあるそうです。

 神出鬼没の速度取締りには主に、ネズミ捕りやレーパト、移動式オービスがありますが、それぞれにメリットやデメリットがあります。

 警察は場所や時間帯などの状況により、常に最適な方式で速度違反に目を光らせています。

 玉さんは、次のように警鐘を鳴らします。

「いつどのような場所でも取り締まりの可能性があります。

 私は安全のためにも周囲やスピードメーターの確認を頻繁に行い、制限速度を常に意識して走っています」

 筆者も常にクルマでの移動が多いので、玉さんを見習ってこれからも引き続き安全運転に徹したいと思います。

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Writer: オービスガイド 大須賀克巳

2008年よりドライバーのための情報を共有するネットワーク作りにとりかかり、現在は「オービスガイド」(アプリ・WEB)を開発と運営。
北海道から沖縄まで、全国全てのオービスを定期的に現地調査。今後も取締り情報に限らず、車に乗る人が安全で快適に、楽しく運転できる仕組みを作りたいと日々奔走している。

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