運転中に「猛烈な睡魔…」急な「緊急事態」に何をすべき? ひとまず「切り抜ける」ための“裏ワザ”とは

そもそもドライブ前には「十分な睡眠をとる」べき

 当たり前の話ですが、睡魔への予防策として、事前に「十分な睡眠を取る」ことが最も基本であり重要です。

 睡眠不足は自覚がないまま蓄積されるため、意識して睡眠時間を確保しましょう。

楽しく快適なドライブを続けるためにも、パーキングエリアなどで定期的に休息をとるようにしましょう[画像はイメージです]
楽しく快適なドライブを続けるためにも、パーキングエリアなどで定期的に休息をとるようにしましょう[画像はイメージです]

 さらに、運転前の食事にも注意が必要です。

 満腹状態ではリラックス状態にさせる副交感神経が優位になり、眠気を誘発するため、運転前の食事は控えめにし、特に糖質の多い食品は避けるべきという意見もあります。

 緊急対処手段のひとつとしても記しましたが、運転前にコーヒーやお茶などでカフェインを摂取しておくことも予防策のひとつです。

 カフェインの作用を考えると、食後すぐにカフェインを取るのが効果的とする見方もあるので参考にしましょう。

 これもまた緊急時と同じですが、ガムやスルメ、昆布などを噛むことで咀嚼刺激による脳の活性化も期待できます。

 厚生労働省では、長距離運転では2時間ごとにパーキングエリアやサービスエリアで休憩を取ることを推奨しています。

 休憩時には軽いストレッチや散歩などをして血流を促進することで、眠気のリスクを減らすことが期待できるでしょう。

 さらに最近では、スマートフォンアプリと専用デバイスによる「居眠り運転防止ツール」も登場しています。

 カメラでドライバーのまばたきや表情を監視し、異常を検知するとアラームを鳴らす仕組みで、眠気に気づくきっかけになります。

 また、耳にかけるタイプの警告デバイスもあり、ドライバーの頭が前傾すると80dBの大きな警告音とバイブレーションで目を覚まさせる製品もあります。

 車両自体にも安全技術の進化が見られます。

 たとえば最近のスバル車などに搭載されている「ドライバーモニタリングシステム」は、ドライバーの顔を監視し、まぶたが閉じた場合に警告を発するなど、万一に備えた機能が搭載されています。

※ ※ ※

 運転中に突然襲う睡魔は重大な事故を引き起こす危険性をはらんでいます。

 眠気を軽視せず、適切な予防策と対処法を実践し、いざというときには迷わず安全な場所で休息を取ることが、自身と周囲の命を守る最良の手段といえるでしょう。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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