「24時間無料で利用出来るのサイコー」だが… 「道の駅」の車中泊トラブル、なぜ後を絶たない? ゴミ&トイレ問題も 何に気をつけるべきか
「道の駅」での車中泊、利用者はどう思っているのか?
では、利用者はどのように感じているのでしょうか。
関東のある道の駅で、車中泊をしていたドライバーに話を聞きました。
「夜遅く来て早朝には出発するので、車中泊というより仮眠していると思っていますね。
駐車スペースにキャンプ用品を出したり、火気を使ったりしていないので、マナー違反ではないと思います。
トイレで洗顔をすることについても、洗面台を汚しているわけではないので、特に問題ないと思っています」

筆者も車中泊派ですが、倫理に反する行為はせずに車中で睡眠を取るだけなら問題がないのではと思っています。
ですが、一般の利用者から見ると寝ていること自体が反社会的で、不快だと感じるのかもしれません。
多くの車中泊派は道の駅を利用する時に、「不必要に駐車スペースを使わない」「キャンプ行為をしない」「騒音を出さない」という基本的なことを守っているようです。
しかし、車中泊装備のないクルマで来ているドライバーの中には、マナーを知らずに迷惑行為をしている人も見かけます。
不特定多数の人が利用する公共施設という点を考えれば、マナーや利用規約を徹底することは難しく、今後もトラブルは続くのかもしれません。
「お互いが気持ち良く使えるように」という意識を持つことしか、解決方法はなさそうです。
Writer: 山崎友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。



















