「“新しい”オービス」全国に増殖中!? 「スピード取締り」の“画期的”「新種」って何? めちゃ増えてる“神出鬼没”な「半固定式オービス」どこにある?

すでに全国13府県で稼働中! さらに広がる可能性も大!?

 筆者が調査・確認した半固定式オービスを導入している地域は、以下の通りです(2025年春現在)。

■東北地方:宮城県

■関東地方:栃木県/群馬県/茨城県/長野県

■中部地方:静岡県/石川県/福井県

■関西地方:京都府/大阪府/和歌山県

■九州地方:福岡県/熊本県

まさかこんなところに! 京都府の京滋バイパスに新設された半固定式オービス[撮影:オービスガイド 読者投稿画像より]
まさかこんなところに! 京都府の京滋バイパスに新設された半固定式オービス[撮影:オービスガイド 読者投稿画像より]

 半固定式オービスは各府県単位で運用されています。すでに全国13府県に拡大し、拠点は40か所を確認しています。

 多くの場合、3か所の拠点を設けて1台のオービスを移動しながら運用しており、中でも大阪府は、6か所の拠点を2台のオービスカメラで運用しています。

 一方和歌山県は今のところ1か所の拠点を確認していますが、他地域の例を考えると拠点が増えていくことが考えられます。

 いずれにせよ、高価な固定式オービスを3か所新設するよりコストパフォーマンスは高く、メンテナンスも効率的に行なえ、なにより定期的にオービスの位置を拠点間で自由に移動できるのが設置側のメリットではないでしょうか。

 オービス本体が各拠点を移動する順番や期間に規則性はなく、いつどの場所に本体がセットされているのかはその場所を通るまでわかりません。

※ ※ ※

 ここまで読み進めてきて、「移動式オービスの方が神出鬼没でさらに効果的では?」と疑問に思う人がいるかもしれません。

 単体で稼働できる移動式オービスですが、実際のところ警察官が近くで監視する必要があるほか、バッテリーの問題もあるため運用時間が数時間に限られます。

 そして監視要員と機器を配置し、さらに近くへ電源を備えた業務用の車両も駐車するとなると、それなりの広いスペースも必要となります。

 その点、半固定式オービスは電源も確保されており、常に自動で稼働し続けることから、極端なことをいえば24時間365日、悪天候でも動き続けることが可能です。

 こうなると今後は、半固定式オービスがさらに全国へ展開されていくのも時間の問題でしょう。

 先にも記した通り、オービス付近での急なブレーキはとても危険です。

 どのような時も、心と時間にゆとりをもって安全運転をこころがけましょう。

【画像】「えっ…!」これが新型「半固定式オービス」設置場所です! 画像を見る(30枚以上)

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Writer: オービスガイド 大須賀克巳

2008年よりドライバーのための情報を共有するネットワーク作りにとりかかり、現在は「オービスガイド」(アプリ・WEB)を開発と運営。
北海道から沖縄まで、全国全てのオービスを定期的に現地調査。今後も取締り情報に限らず、車に乗る人が安全で快適に、楽しく運転できる仕組みを作りたいと日々奔走している。

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