三輪ならではの安心感 車体を傾けてスポーティに曲がる！ ヤマハ「トリシティ155/125」
フロントエンドに幅を感じないのか？
フロントにタイヤが2本装備されているのは、モーターサイクルのような軽快感はないのではないかと思うかもしれません。特に気になるのが幅でしょう。しかし全幅750mmは同社の「FJR1300A」と同じで、狭い場所にも平気で入っていけます。
思いのほかスリムで、後ろから見ていると、スリーホイーラーだと気付かれないことも。朝夕の通勤時間帯には、二輪スクーターたちと一緒にクルマの横をスリ抜けていく姿も見かけるほどです。
身軽で、オートバイのような操る楽しさもある「トリシティ」ですが、じつは2本立てのラインナップになっています。免許や使用目的によって選べるよう「トリシティ155」と「トリシティ125」が存在するのです。
「トリシティ155」は高速道路を走ることができるので、より遠くへより速く、そしてエンジンもよりパワフル。「トリシティ125」はいわゆる原付2種ですからAT小型限定普通自動二輪免許以上の二輪免許で運転でき、任意保険もクルマに付帯するファミリーバイク特約が適用され、経済性にとても優れます。
両モデルとも車体は共通で、ヘッドランプをはじめとする灯火類はLED式ですし、ブレーキもABS搭載はもちろん「ユニファイドブレーキシステム」といって前後を連動式にし、バランスよく制動力を効かせて減速時の車体の挙動を穏やかなものにしています。
広く乗り降りがしやすいフラットなフットボードは、スクーターのような気軽さと快適性がありますし、シート下トランクは容量約23.5リットルと広く、フルフェイスヘルメットも収まります。
フロントのグローブボックスには12V DCジャックが備わって、スマートフォンなどの充電にも対応しているから嬉しい限りです。
アグレシッヴで爽快感のある走り、そして3輪ならではの安心感と安定性。それでいてスクーターの利便性を持ち合わせている「トリシティ155」と「トリシティ125」。市街地でも扱いやすいサイズで普段はシティコミューターとして、休日は郊外へも、ときにはタンデムで！ 活躍の場は広そうですよ。
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