4年ぶり全面刷新! スバルが”新型SUV”「アウトバック」世界初公開! 「SUBARU」文字ロゴ&タフ顔採用の「ウィルダネス」! 水平対向”ターボ”&電子制御ダンパー搭載の「新モデル」米国に登場
スバルは米国で、新世代の走破性と快適性を備えた新型クロスーバーSUV「アウトバック ウィルダネス」を世界初公開しました。いったいどのような進化を遂げたのでしょうか。
スバル史上最強SUV新型「アウトバック ウィルダネス」登場
スバルの米国法人は2025年4月16日(現地時間)、「2025年ニューヨーク国際オートショー」において、高性能なトレイル性能を備えた新型SUV「アウトバック ウィルダネス」を世界初公開しました。
![ド迫力な「SUBARU」ロゴ採用!スバル新型「アウトバックウィルダネス」[米国仕様]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2025/04/20250417_wilderness_main2.jpg?v=1744876249)
初代アウトバックは北米で1994年に登場。どこまでも走り続けられるような安心感と快適性、荷物を効率的に積める積載性、質感の高い内装を備えたクロスオーバーワゴンとして人気を博しました。
新型アウトバック ウィルダネスは、同時発表された第7世代の新型アウトバックをベースに、よりアグレッシブなデザインと言える精悍な外観と新開発の足まわりを与えられました。
ウィルダネスシリーズは、先代(6代目)アウトバックで2021年3月に追加設定され、以降北米向けの「フォレスター」「クロストレック」などの各SUVモデルに設定されている北米市場向けの派生ラインナップ名です。
スバルはその狙いについて「アウトドアシーンで頼れる走破性と機能性をさらに強化し、タフでラギッドなキャラクターに磨きをかけた、スバルSUVの新たな価値を提案するクルマ」と説明します。
今回、ベースのアウトバックがフルモデルチェンジしたのにあわせ、新たに設定されました。
オフロード性能とオンロードでの快適性を両立し、どこへでも行ける1台として仕上げられています。
刷新されたエクステリアでは、タフさを増した新型アウトバックのデザインをベースに、マットブラック仕上げのSUBARUロゴグリルやサイドミラー、サイドクラッディング、丸型LED六角形フォグランプ、アンダーガード、ウィルダネスエンブレムなど、多数の専用加飾を施したタフな外観が特徴です。
800ポンド(約363kg/静止時)の耐荷重を誇るラダールーフレールには測定マーカーと強化ロープフックが備わり、本格的なアウトドア用途にも対応。各所に配されたアルマイト加工のアクセントカラーが、精悍さと機能美を演出しています。
インテリアは、防水性に優れたStarTex製シートに加え、初採用となるナッパレザーの内装やベンチレーション機能付きフロントシート、ムーンルーフ、360度サラウンドビューモニターなどが搭載され、快適性と上質さが大幅に向上しました。
また、ステアリングロアーやシフトノブには、エクステリアと同様にアルマイト加工のアクセントが施され、冒険心をくすぐるデザインに仕上がっています。
パワートレインは、最高出力260馬力と最大トルク277lb-ft(約375Nm)を発揮する2.4リッター水平対向直噴ターボ付きエンジンを採用。シンメトリカルAWD(四輪駆動)とX-MODEデュアルモードシステム(雪/土、深雪/泥モード)を組み合わせ、高いトラクション性能を確保しています。
加えて、8速マニュアルモード付きリニアトロニックCVTやパドルシフトも標準装備され、状況に応じた自在な操作が可能です。
新型の注目ポイントは、高い走行性に寄与する新採用の電子制御ダンパーを中心としたサスペンションです。
フロントの加速度センサーと電子制御ユニットが連携し、路面状況や車両挙動に応じてリアルタイムに減衰力を調整。舗装路では滑らかな乗り心地を提供しつつ、オフロードではより高い走破安定性を確保します。まるで車体が空中に吊られているような感覚を実現させる、スカイフックのようなシステムです。
地上高は9.5インチ(約241mm)と非常に高く、アプローチ角は20度、デパーチャー角は22.5度、ランプブレークオーバー角は21.2度に拡大され、岩場や起伏の激しい道でも底を擦る心配は最小限に抑えられています。
専用17インチマットブラックホイールには、悪路に強いブリヂストン・デューラーのオールテレインタイヤを装着し、走破性と耐久性を高次元で両立しています。
ユーティリティ面では、ラゲッジスペースが前モデル比+2立方フィート(約56リットル)拡大され、34.6立方フィート(約980リットル)を確保。
アウトバックで初採用となるユーティリティフックは、最大6ポンド(約2.7kg)まで耐荷重があり、荷室に埋め込まれた8か所のアンカーポイントに取り付けることで衣類やキャンプ道具の吊り下げ、荷室カバーの固定など多用途に活用できます。
さらに、仕切りとしても使える多機能カーゴカバーやギア収納用ハンモックも標準装備となり、日常使いから本格アウトドアまで幅広く対応可能です。
インフォテインメントでは、12.1インチの高解像度タッチスクリーンと12.3インチのフルデジタルメーターを標準装備。Apple CarPlayやAndroid Autoのワイヤレス接続にも対応しています。BluetoothやSiriusXM、HDラジオ、OTAアップデート機能なども完備し、常に最新の情報やエンタメ機能を備えます。
新型アウトバック ウィルダネスの詳細スペックや価格は、2026年初頭の発売に向けて追って発表される予定です。
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