3年ぶり顔面刷新! スバルの“新型SUV”「ソルテラ」世界初公開! 338馬力の「スポーティ」モデルもアリ! 斬新「ツルツル顔」がイイ「新モデル」米国で登場
スバルの米国法人は2025年4月16日、クロスオーバーEV(電気自動車)「ソルテラ」の新たなマイナーチェンジモデルを「ニューヨーク国際オートショー」で世界初公開しました。3年ぶりの大幅改良となる同車には、どのような変更が加えられたのでしょうか。
スバル新型SUV「ソルテラ」登場
スバルの米国法人は2025年4月16日、クロスオーバーEV(電気自動車)「ソルテラ」の新たなマイナーチェンジモデルをニューヨーク国際オートショーで世界初公開しました。
エクステリアデザインを変更するほか、EV性能を向上させて航続可能距離も延長しています。

ソルテラは、2022年に発売されたクロスオーバーSUVタイプのCセグメントEV。トヨタとの共同開発により誕生したEV専用プラットフォーム「e-SUBARU GLOBAL PLATFORM(イースバルグローバルプラットフォーム)」を初採用しています。
プラットフォームのみならず、スバルが得意とするAWD(4WD:四輪駆動)技術をはじめ衝突安全技術、先進運転支援技術や、トヨタがハイブリッドカーから続く電動化技術のノウハウなどを持ち寄ることで、互いの強みを生かした開発がなされました。
なおトヨタでも、兄弟車として「bZ4X」がラインナップされています。
ソルテラは、前輪と後輪が別々のモーターで駆動する前後独立モーター駆動式AWDを全車に採用。エンジン車以上に緻密な制御による駆動配分がおこなわれ、4輪のグリップを最大限に活かす安心感のある走りを実現しました。
また「フォレスター」などのスバルSUVで用いられる走行モード選択機能「X-MODE」をはじめ、悪路で一定速走行ができる「グリップコントロール」なども備え、走破性も強化されています。
大容量バッテリーには、水冷式温度調整システムを採用することで、環境に左右されない安定した性能を発揮する工夫もなされました。
エクステリアは、SUVらしいたくましさと優れた空力性能を融合したスタイリングを特徴とします。
インテリアは、高さを抑えたインパネ造形と、ステアリングホイールの上から見るインパネ上部に配置した「トップマウントメーター」の組み合わせによる開放的な空間設計です。
2023年にはソフトウェアアップデートを実施したほか、先進運転支援機能の拡充による安全性能の向上、冷間時のバッテリー暖機性能向上といった一部改良も実施するなど、常に進化を続けています。
そんなソルテラの新たなマイナーチェンジモデルとなる「2026年モデル」が、2025年4月16日にニューヨーク国際オートショーで世界初公開されました。
エクステリアでは、光る六連星ロゴ、新デザインのヘッドランプ、バンパー、20インチと18インチのホイールが備わり表情を一変させています。
サイドでは、ボディ同色のフロントフェンダーが採用され、より洗練された都会的な印象としています。オプションではツートンカラーも用意されるようです。
リアでは、新たな「SUBARU」文字ロゴのリアバッジ、リアゲートガーニッシュ、リアスポイラーが装備され独特の存在感を放つほか、空力性能を向上させています。
インテリアでは、低い位置に再設定された中央のタッチスクリーンなどによって、前方の視界が向上。また、ダッシュボードに沿ったメタリック仕上げのガーニッシュが水平方向の直線的なデザインを強調しているほか、広いセンターコンソールスペースには、スマートフォンなどを簡単に収納できる利便性の高いエリアとなっています。
パワートレインでは、システム最大出力233馬力の通常モデルと、システム最大出力338馬力のXTを用意。XTでは0-60mph(約96.6km/h)加速は5秒を切るといいます。
組み合わされるバッテリーは、74.7kWhのリチウムイオンバッテリー。現在のところの推定航続距離は285マイル(約458km)以上となり、従来モデルと比較して25%以上増加しているといいます。
このバッテリーには、プレコンディショニング(出発前にバッテリー温度を最適な状態にする機能)の改善を図ったほか、約150kWの充電施設では35分未満で10%から80%まで充電可能な設計となっています。
また、標準装備されるNACS充電ポートで、北米全土の1万5000台を超えるテスラ スーパーチャージャーで充電できるようになります。
さらに、全輪駆動システムも改良。独立したフロントとリアのモーター出力を統合し、オンロードとオフロード双方での走行性能を向上させています。
全モデルに、雪/ダートおよび深雪/マッド(泥ねい路)モードを備えた「X-MODEデュアルモードシステム」と、グリップ コントロール、ダウンヒル アシスト コントロールが装備されており、低グリップまたはオフロード性能を高めています。
このほか、サスペンションと電動パワーステアリングも改良。ハンドリングと応答性を高めています。前後輪にかかる負荷を予測し、パワー配分とサスペンションを最適化してロールや揺れを軽減し、より優れた操縦性とスムーズな乗り心地を実現します。
先進安全装備では、フロントクロストラフィックアラート、ブラインドスポットモニター、レーンデパーチャーアラート、パノラミックビューモニター、トラフィックジャムアシスト、レーンチェンジアシスト、アドバンスドアダプティブクルーズコントロールなどを含む、先進安全機能「EyeSight」が搭載されています。
新たな2026年モデルの価格と詳細な仕様は、2025年後半に発売される際に公開される予定。日本への導入は未定です。
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