“8年ぶり全面刷新”の日産「新型SUV」初公開! 斬新「フの字型」ライトのクーペ風モデル! 超開放感サンルーフ採用? テスラ式スパチャも使える? 新たな「リーフ」どんな車になるのか
日産は2025年3月26日に「日産とインフィニティ 両ブランドの新商品と新技術の投入計画」を発表しました。この中では新型「リーフ」の登場が予告されていますが、どのようなモデルとなるのでしょうか。考察します。
8年ぶり全面刷新! その姿も初公開
日産は2025年3月26日に「日産とインフィニティ 両ブランドの新商品と新技術の投入計画」を発表しました。
これは、世界各地域への今後の新型車とマイナーチェンジと新しい技術の投入の予告となります。その内容は、北米ではインフィニティを含む10車種以上、欧州では現地生産の電動車4車種、インドで2車種、オセアニアでBEV2車種を含む5車種と言った具合です。
そして日本には2025年度中に新型「リーフ」と新型軽自動車、2026年度には第3世代のe-POWERハイブリッドを搭載する大型ミニバンが投入されます。

こうした世界的な予告の中で代表車種となるのが新型リーフです。最初に北米で最初に発売となり、その後、日本や欧州、オセアニアでも販売されることになると日産は説明しています。
そんな新型リーフは、どのようなクルマになっているのでしょうか?
最大の変化点は、クロスオーバーモデルになっていることです。2010年に登場した初代モデルと2代目はハッチバックでした。それが3代目となってクロスオーバーに路線変更となっているのです。
プラットフォームはSUVの「アリア」と同じCMF EVプラットフォームを使い、3-in-1パワートレインが採用されています。
3-in-1パワートレインとは、「モーター」「インバーター」「減速機」の3つを1つのモジュールに一体化させたというもの。ユニットが小さく軽く、そして安くなるのが特徴です。こうした最新のEVアーキテクチャーの採用に加え、空力性能を高めることで、航続距離は大幅に伸びるとも予告されています。
また、19インチのアルミホイールとパノラミックガラスルーフが採用され、北米仕様ではテスラスーパーチャージャーを利用できるNACS充電ポートも搭載します。
公開された新型リーフの写真からは、BEVらしいグリルレスに線のような細い最新のヘッドライトシステムで彩られた顔つき、そしてクーペ風のなだらかなルーフラインという特徴を見て取ることができます。いわゆるクーペSUVとも呼ばれるスタイルです。
19インチという大口径のアルミホイールを履きこなす迫力も備えます。先進性や環境性だけでなく、スタイリッシュさでも勝負できるクルマとなったようです。
また、優れたパッケージングによる広い室内空間と、洗練のデザインも魅力となると日産は説明します。
そして、欧州向けの説明では新型リーフは、現地生産の1台と数えられていましたから、2代目モデルと同様に、新しいリーフも欧州向けは英国サザーランド工場で生産となるのではないでしょうか。
性能を予測するには、2代目の現行リーフを参考にするといいでしょう。3代目の性能は、確実に先代を上回っていると考えられるからです。そんな現行モデルの性能は、ざっくり言えば次のようになります。
基本モデルで、電池容量40kWh、モーター出力85kW(150PS)に最大トルク320Nm、一充電走行距離322km。高性能版で電池容量60kWh、モーター出力160kW(218PS)、最大トルク340Nm、一充電走行距離450kmというものです。
どこまで性能をアップさせることができるかは、搭載する電池容量がカギになるはずです。大きな電池を使えれば、それだけ走行距離も伸びますし、出力を高めやすくもなります。
ただし、その分、価格もアップしてしまうのが問題です。性能と価格のバランスをどこに決めるかが肝になるはずです。とはいえ、一充電走行距離は、500km以上が欲しいもの。
さらなる詳細は、2025年度半ばに発表されるとも言いますから、秋までには追加の情報が出て、その後の発売となるでしょう。
2025年度半ばに発表され、北米での発売の後に日本での販売が始まります。日本での新型リーフの発売は、2025年度中とありますから、2025年の年末から2026年の春までの間の発売というスケジュールが最も可能性が高いのではないでしょうか。期待して待ちましょう。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。