「広末涼子さん、釈放」 病院で看護師に暴行… 本人「深く反省」も 新東名事故後に何があったのか
広末涼子さんは、2025年4月8日に交通事故を起こして病院に緊急搬送後、看護師に暴行を加え怪我を負わせたとして、逮捕されました。同月16日午前6時頃、広末涼子さんが浜松西警察署から釈放されました。
交通事故後に病院で看護師に暴行した広末涼子さん、釈放へ
2025年4月16日午前6時頃、広末涼子さんが浜松西警察署から釈放されました。
広末涼子さんは、同月8日に交通事故を起こして病院に緊急搬送後、看護師に暴行を加え怪我を負わせたとして、逮捕されました。

事件の経緯としては、4月7日午後6時50分頃に新東名高速道路上りの掛川PA付近でクルマを運転中、大型トレーラーに追突する事故を起こし、同乗していたマネージャーとともに病院に搬送されていました。
その翌8日の午前0時20分頃、病院で看護師に足蹴りや腕をひっかくなどして怪我をさせ、事故捜査のため病院に到着した警察官に逮捕されます。
当初、広末涼子さんは身分証明書を持っていなかったことから報道では「自称・広末涼子容疑者」と称されたことでも話題に。
逮捕後は、逮捕から48時間以内に事件を検察庁に移す「送致」が行われます。
送致後は検察官が、被疑者を留置場に入れる「勾留」の必要があるかどうかを判断。
その必要があれば送致から24時間以内に裁判官に対して勾留請求をするという流れです。
なお、勾留するには「1.罪を犯したと疑う相当の理由がある」、「2.住所不定、証拠隠滅のおそれ、逃亡のおそれのいずれかを満たす」という要件が必要となります。
勾留は原則として10日間(延長されれば最大で20日間)で、その後に検察官が事件を起訴するかどうか決定し、起訴されれば刑事裁判が始まる一方、不起訴であれば裁判をせずに事件が終了します。
なお広末涼子さんに関して、奇行が見られていたこともあり、警察による薬物検査や自宅捜索が行われましたが、違法な薬物は見つけられていません。
また逮捕された同日には広末涼子が代表をつとめる個人事務所・株式会社R.Hが「広末涼子の逮捕について」との声明を出し、謝罪の上、事故の状況について以下のように説明しています。
「このたび、弊社代表取締役の広末涼子が逮捕されました。
4月8日静岡県内にて本人が運転する車による交通事故を起こし、搬送先の病院において一時的にパニック状態に陥った結果、医療関係者の方に怪我を負わせてしまいました。
現在、当該事案については捜査中であるため、詳細の公表は差し控えさせていただきますが、本人は当面の間すべての芸能活動を自粛する運びとなりました」

その後、16日の保釈後にも以下のような声明を出しています。
「このたび、広未涼子の勾留が解除されましたことをご報告申し上げます。
本件の被害者の方々に対し、心より深くお詫び申し上げます。また、関係者の皆さまにも、ご心痛、ご負担をおかけしたことを真摯に受け止め、誠実に責任を果たしてまいります。
本件に関連し、広未涼子は検査に協力し、正式な鑑定結果においてアルコールや違法薬物は一切検出されておりません。
家宅捜査においても薬物が押収されたという事実はございません。本人は、過去を含め、薬物に一切関与しておりません。
広未涼子本人は、被害者をはじめ多くの方々に多大な迷惑と混乱を与えてしまったことを大変申し訳なく思っており、深く反省しております。
また、本人には、精神的に不安定な状態がみられたこともあり、今後は適切な医療機関にて診断を受けた上で、医師の指導のもと、慎重に治療と健康回復に努めてまいります」
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今回、逮捕直後は「“自称”広末涼子容疑者」の逮捕により、X(旧Twitter)などで「広末涼子」、「現行犯逮捕」、「免許不携帯」、「追突事故」などがトレンド入りしました。
広末涼子さんは、有名な俳優ということもあり、今後について、多くの人が注目しています。
持病がある関係で「処方薬」を飲んでいるが、「処方薬」でも飲み合わせによっては、思わぬ体調不良を起こすことがある。また、体調が思わしくないときには、普段飲んでいる処方薬でも、思わず悪い方向に進むことがある。今回の高速道路での事故は、そのようなことから起因している可能性が高い。処方薬について薬事情報を公開しているが、医療機関から公的機関に報告が無い場合にはどのような副作用が起きるのかわからない。だから、体調が悪い時には車の運転は控えるのが基本。