日産「新型GT-R」いつ登場する? 実は「ひそかに開発中」の話も!? フル電動“では”なく「ツインターボ×ハイブリッド」採用に期待! 新「和製スーパーカー」のサプライズ登場はありえるのか
現行型同様に「ジャパンモビリティショー」のサプライズ発表があるはず!
そんなGT-Rですが、実は日産にとっても「おいしい」存在へと成長しました。
世界的に周知されていたお陰で、高額ながら瞬時に売り切れるほどの人気車であるうえ、長く造り続けられたことで、金型や専用のエンジン工場といった高コストな設備投資も十分に回収できたはずです。
![果たして次期“R36”「GT-R」はどうなるのか!?[画像は現行型の日産「GT-R」(R35型)パワートレイン]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/04/20250415_NISSAN_GT-R_MY25_002.jpg?v=1744688572)
極端なことをいえば、今は造れば造るほど利益をより多く生み出せる状況だったとも考えられ、イメージリーダーというだけではなく、真に日産を支える大切な柱へと成長した訳です。
色々な意味でコストや収益にはひときわシビアなはずの今の日産ですが、この大きなビジネスをあっさりと手放すとは考えにくいでしょう。
そんななか、次期型GT-Rはどうなるのか気になるところですが、現時点でその存在は明らかになっていません。
2023年秋の「ジャパンモビリティショー(JMS)2023」では、超高性能なスーパーカーのコンセプトモデル「ニッサン ハイパーフォース」が出展されました。
次期GT-Rを示唆するものだと話題になりましたが、まだ実用化されていない次世代バッテリーを搭載したEV(電気自動車)という成り立ちから考えて、10年以上先の未来を想定したクルマだったように思えます。
現行のR35 GT-R開発責任者である田村 宏志 チーフプロダクトスペシャリストも、次期GT-Rについて「再び技術を開発している最中」としており、目下構想中の段階にあるとしています。
日産が置かれた苦しい財政状況も考慮すると、GT-Rブランドは2025年の生産終了でいったん休息させ、会社が上向けばいつでも開発に着手できるよう、密かに開発を進めながらスタンバイしているようにも映ります。
一足飛びのフルEV化ではなく、現行のパワートレインをベースにしたハイブリッドモデルなどが考えられているのかもしれません。
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2025年10月末には、国内最大の国際自動車ショーであるJMS2025が開催されます。思えば現行のR35 GT-Rも、前身の「東京モーターショー」でサプライズ出展されました。
当時の日産も苦しい状況でしたが、GT-Rの発表で日産ブランド自体が復活したのは前述の通り。
ファンの期待に応え続けてきたGT-Rですから、どんなかたちにせよ必ず戻ってきます。
いまは焦らず、次期型GT-RのJMSサプライズ発表を待つとしましょう。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど



















































