日産「新型GT-R」いつ登場する? 実は「ひそかに開発中」の話も!? フル電動“では”なく「ツインターボ×ハイブリッド」採用に期待! 新「和製スーパーカー」のサプライズ登場はありえるのか
2025年8月、ついに日産「GT-R」(R35型)が生産終了となります。はたして今後GT-Rはどうなっていくのか、GT-Rが存在した意義とともに考えてみましょう。
日産を支えてきた「GODZILLA」の実情と今後
日産は、現行型「GT-R」(R35型)の新規注文受付を終了したと公式サイトで発表しました。
2007年にデビューして以降、大小のマイナーチェンジを行いながら世界第一級のパフォーマンスを維持してきたスーパースポーツカーのGT-Rですが、この先どうなるのでしょうか。
![次期「GT-R」はどうなる!? [画像は現行型の日産「GT-R」(R35型)]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/04/20250415_NISSAN_GT-R_MY25_000.jpg?v=1744690102)
「究極のドライビングプレジャーの追求」を命題として、絶えず深化をし続けてきたR35 GT-R。
伝統的な丸目四灯のテールランプデザインや、狭いながらも後席を用意するなど、歴代GT-Rのパッケージングを踏襲しつつも、最高出力500馬力超のパワーを発揮する3.8リッター V型6気筒ツインターボエンジンや、車両後方にトランスミッションを配置する日産独自のトランスアクスル4WDなど、卓越したスペックを誇ります。
日産としても、デビュー当時は「ポルシェ911の半値なのに同等以上の速さ」や、「時速300キロ走行中でも車内で会話ができる」など、走行性能の高さを強調していました。
筆者(自動車ジャーナリスト吉川賢一)も試乗させてもらったことがありますが、頭がヘッドレストに食い込むかのようなあの強烈な加速Gに、衝撃と感動を受けた人は少なくないでしょう。
これだけの高性能車でありながら、デビュー当時の価格は1000万円以下(標準車のベース価格は770万円だった)と、そのコスパの高さも世間を驚かせました。
こうしてR35 GT-Rは、国内のみならず海外でも大人気に。GT-RとNISSANブランドのプレゼンスを一気に上げることに貢献しました。
日産が2000年代から2010年代にグローバル販売台数を伸ばした背景には、GT-Rの強い存在感が日産のイメージリーダーとして大いに貢献したといっても良いでしょう。
ちなみに海外でGT-Rは、驚異的な加速性能や“日本からきたモンスター”という意味などを込め、「GODZILLA(ゴジラ)」との異名も持っています。
このように世界で認められたGT-Rは、その後も毎年のように車両のアップデートをし続けました。
内外装デザインの修正やエンジン、サスペンションの改良のほかにも、究極のスポーツ性能を極めた「NISMO」の設定や、特別内装の「エゴイスト」を用意したり、カスタムオーダーで1.5億円以上もするGT-R生誕50周年記念モデル「Nissan GT-R50 by Italdesign」を用意したりと、常に顧客の関心を引くための努力を続けてきたのです。
18年もの長きにわたって販売が続きましたが、「改良モデルが登場する」というニュースが報じられるたび話題に上がるロングセラーモデルは、GT-Rくらいのものでしょう。
GT-Rは日産ファン、スポーツカーファンのみならず、日本人のクルマ好き全体を喜ばせる存在にまでなったように思います。
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