「めちゃ…待ってました!」 やっと「トヨタ・クラウン」が勢揃い! クロスオーバー/スポーツ/セダン/エステート、同じクラウンでも全然違う! 徹底解説!【試乗記】
その見た目にみんなが惚れた! 「スポーツ」の魅力とは? 「ドライビングを最も楽しめるクラウン」なのか
感性/創造と最もエモーショナルなキャラクターの「スポーツ」は16代目の若返りを最も象徴するモデルとなります。
エクステリアはクロスオーバーより短い全長/ホイールベース、前後オーバーハングを活かした凝縮感あるデザインで、リアフェンダー周りのボリューム感は欧州の高級スポーツSUVと比べても負けず劣らずの造形です。
インテリアは前席優先のレイアウトで、後席は必要十分なスペースに割り切られています。
パワートレインはHEVとPHEVを設定。HEVはクロスオーバーと同じスペックですが、スポーツのキャラクターに対しては若干物足りなさを感じる所も。

一方、PHEVはEVモードの静かで滑らかな走行フィールとHEVモードのシステム出力306psを活かした余裕の動力性能を両立。日常域も回転を上げないトルクフルな走りはクラウンにマッチした特性で、キャラクター的にはこちらほうがお勧めです。
フットワークはクロスオーバーと同じ方向性ですが、「より機敏」、「より俊敏」、「より曲がる」と言う形容詞がプラスされます。過去のクラウンで例えるならば、明確に「アスリートの後継」と呼んでもいい味付けです。
実際に走らせるとボディサイズよりも「小さく」、「軽く」感じる走行フィールで、SUVと言うよりもスポーツセダンに近いので、サーキット走行も十分許容するフットワークと言っていいでしょう(重いのでブレーキは注意)。
乗り心地はシリーズの中では引き締められていますが、開発陣の「硬くないスポーツ」の言葉通り快適性は十分以上のレベルを実現。
その中でもPHEVはバッテリー搭載による低重心化とAVSの相乗効果により、日常域ではスポーツを感じさせないしなやか&優しい乗り心地、速度を上げるとスポーツらしい骨太でシャキッとした乗り心地を両立しています。
このように従来のアスリートを遥かに超えるパフォーマンスがスポーツの最大の特徴であり、ドライビングを最も楽しめるクラウンと言っていいでしょう。
一番最初のクジラみたいなクラウンが斬新で自然な形状のデザインで好き。他のは、割りばし2本ライトとか、レクサスとか混じってるし、縦のグリルは品がない。
ただ正直旧型の方がエレガントで品があるデザインだったと思う。現行はクラウンの名前で出さなくてもよかったのではと思う。