「オフ会楽しかった!」ネットで仲間の“ナンバープレート”流出…法的に問題ないの?「個人情報は隠せ」は正しいのか 思わぬトラブルも
自分や仲間内の愛車のナンバープレートをネット上で公開する際、画像処理などで隠すべきなのでしょうか。それともあまり意味が無いのでしょうか。
実際どうなのか
オフ会やツーリングなど、仲間内で出掛け、一緒に記念撮影というのはよくある光景のひとつ。SNSアカウントを持っていればアップロードしたくなるのが人情というものです。
こんなとき、自分や仲間内の愛車のナンバーは、画像処理などで隠すべきなのでしょうか。それともあまり意味が無いのでしょうか。

今や老若男女、ほとんどの人がスマートフォンを持ち歩いている時代です。
スマートフォンにはカメラが搭載されており、手軽に動画や静止画の撮影ができます。
手軽でありながら高画質で映像が記録できることもあり、YouTuberの人もスマートフォンで撮影した動画を自身のチャンネルで公開しているケースも珍しくありません。
XやTikTok、FacebookなどのSNS、YouTubeに代表される動画投稿サイトなど、誰もが自己責任において日常生活や興味のある分野の情報を発信することができる時代です。
クルマ好きであれば、愛車とのカーライフのできごとを1度くらいは公開したことがあるかもしれません。
これが単独行動であればいいのですが、冒頭にも記したように、仲間内で出掛けた様子を公開するとなると話が変わってきます。
その最たる例が「ナンバーの処理をどうするか」という問題です。
クルマのナンバーを隠さず、そのままSNSやYouTubeに公開することに抵抗がある人も少なくありません。
しかし現在は、クルマのナンバーを隠さずにSNSやYouTubeに公開したとしても、個人が特定される確率は低いといえます。
たしかに2006年までは、クルマのナンバーと身分証明書、開示理由を自動車検査登録事務所で請求すれば個人情報を得ることは可能となっていました。
しかし、2007年に行われた法改正によって、これらの条件に「車体番号下7ケタの明示」が加わり、この情報を知り得ない限りは個人情報を得ることが難しくなりました。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。