「オフ会楽しかった!」ネットで仲間の“ナンバープレート”流出…法的に問題ないの?「個人情報は隠せ」は正しいのか 思わぬトラブルも
ナンバー丸見えで「思わぬトラブル」に!?
ここまではあくまでも法的な話。
参加した仲間内のクルマのナンバーを知る人がいたら…。

たとえばこんなケースです。
Aさんに誘われていたツーリングの誘いを断り、Bさんに誘われたオフ会に参加したCさん。
Aさんはそのことを知りません。
後日、Cさんがオフ会の模様をSNSやYouTubeに公開し、その映像をたまたまAさんが見つけたとします。
特徴のあるクルマであればナンバーを隠す隠さないに関係なく、誰がオーナーなのかすぐに特定されてしまいますが、人気車種のフルノーマル車など「被る率が高いクルマ」でも、特定されてしまうリスクがあります。
CさんがAさんに対して事前に断りを入れていればいいのですが、もし黙ってBさんに誘われたオフ会に参加した場合…Aさんが気を悪くしてしまう可能性が(大いに)あります。
このように、「本人としては隠すつもりはなかった」or「あまり知られたくなかった」場合、ナンバーが個人を特定する決定打になることもあり得るのです。
非常にデリケートな事柄ですし、気にする人はいくら「ナンバーは隠さなくても大丈夫」だと説明したところで納得しませんし、むしろ人間関係を悪化させるだけです。
暗黙の了解としてナンバーは隠しておいた方がいいでしょう。
仲間内で出掛けた様子をSNSなどにアップロードする場合、(ナンバー消しを含めて)公開してもよいか事前に確認した方がよさそうです。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。














