高速SAに「1泊3000円以下」で泊まれる!? 全国にある「ハイウェイホテル」って何?飲み放題や無料朝食、「大浴場」つきプランも!? 便利すぎる宿泊施設とは

高速道路には、一般道に降りずに宿泊できる「ハイウェイホテル」という施設があります。一体どのような特徴があるのでしょうか。今回は厳選した3施設を紹介します。

高速降りずに泊まれる「ハイウェイホテル」とは

 高速道路には、一般道に降りずに宿泊できる「ハイウェイホテル」という施設があります。一体どのような場所なのでしょうか。

高速道路に泊まれる!?(画像:写真AC)。
高速道路に泊まれる!?(画像:写真AC)。

 ハイウェイホテルは、高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)に併設された宿泊施設です。

 全国さまざまな場所に存在しており、東北自動車道の「E-NEXCO LODGE佐野SA店」(栃木県佐野市)や、「E-NEXCO LODGE長者原SA店」(宮城県大崎市)、名神高速道路の「レストイン多賀」(滋賀県多賀町)などが挙げられます。

 高速を降りなくても利用できるのが魅力のひとつで、店舗の多くはビジネスライクで比較的低価格で宿泊することができます。

 店舗によってもさまざまな特徴があり、今回は厳選した3つのハイウェイホテルを紹介します。

1泊3000円から可能で飲み放題つき!?「ファーストラウンジ 豊田上郷」

 ファーストラウンジ 豊田上郷は、愛知県豊田市の上郷SA(下り)にある施設です。

 仮眠や宿泊に特化したシンプルさが特徴で、例えばシングルルームの客室にはカプセル状の簡易ベッド、備え付けのデスクや椅子、テレビが設置されています。

 ベッドスペースには調光式の照明や遮光カーテン、コンセント、アラーム付き時計、ベッド内の空調調整もスイッチも備わっており、シンプルなつくりでありながらビジネスホテルライクな空間となっています。

 ラウンジには飲み放題のコーヒーやソフトドリンク、無料で利用可能なマッサージ機や肩たたき機も備わっているほか、約1000冊の漫画も揃っているなど、サービス面も充実。

 このほかタオルセット付きでシャワー利用が可能で、館内着、歯ブラシも用意されるほか、コインランドリーも備わっています。

 また東名高速道路下りのサービスエリア内にはコーヒーショップやコンビニ、食事処もあり、店舗によって24時間営業のところもあるため、食事面でも困ることはないでしょう。

 価格はエコノミークラスが1泊3000円から、シングルルームは4000円から宿泊が可能です。

大浴場つき!「レストイン多賀」

 続いて、滋賀県犬上郡多賀町に位置するレストイン多賀です。

 名神高速道路にあるEXPASA多賀SA内にあり、「大浴場」を完備しているのが特徴です。

 大浴場のほか、サウナ・休憩室も完備しており、あたたかい湯船につかってドライブの疲れをリフレッシュすることができるのは魅力のひとつ。なお、大浴場のみの利用も可能です。

 またレストイン多賀の客室には、シングルやツインルーム、和室(4.5畳から9畳)と幅広いラインナップで、最近では14床のカプセルベッドルームも導入されました。

 部屋には、冷蔵庫やドライヤー、電気ポットなどが用意されているほか、カプセルルームにもUSB、コンセント、ナイトパネル、間接照明と、シンプルながらも充実した設備が整っています。

 カプセルベッドルームの料金は、6時間以内の休憩は2500円、宿泊の場合は1泊5000円です。

1泊3000円未満で無料朝食も!? 「ファミリーロッジ旅籠屋 吉野川SA店」

 ファミリーロッジ旅籠屋 吉野川SA店は、徳島自動車道の「吉野川SA(下り/上り)・スマートIC」に隣接する「吉野川ハイウェイオアシス」内にある施設です。

 2階建ての建物で客室数は全14室。各部屋約15畳ほどの広さで、幅1.5mをこえるクイーンサイズベッドや、テレビ、冷蔵庫、エアコン、ドライヤーが装備されているほか、有線LANおよびWi-Fiのインターネット接続も可能です。

 またフロントにあるコーヒーやお茶は飲み放題で、朝にはパン屋ジュースなどの軽朝食が無料サービスとして提供されています。

 宿泊料金は曜日や季節によってエコノミーからピークの5段階の料金になるほか、利用人数によっても料金が異なります。

 例えば、4名で宿泊した場合、ピーク時では2万4200円ですが、エコノミーでは1万1000円と一人当たり2750円と、3000円を下回る価格で宿泊することができます。

※ ※ ※

 さまざまなハイウェイホテルを紹介してきましたが、実際にどういったユーザーが利用しているのでしょうか。2024年8月の取材の際、ファーストラウンジ 豊田上郷の担当者は以下のように話していました。

「トラックドライバーの方や、一般の観光での利用、中間地点としての利用される方もいらっしゃいますね。稼働は曜日にもよりますが、とくに金・土曜日が多いです。

 お客さまからは便利というお声は多数いただいていますね。

 全国的に数が少なく珍しいので、『増えてほしい』といったお声もいただいています」

 ハイウェイホテルは全国的に多くはないですが、高速道路を降りることなく宿泊できるほか、ETCを利用して高速料金を支払う場合は深夜割引が適用されるため、長距離移動にはコスパの良い宿泊方法といえます。

 高速道路で出かける道中にハイウェイホテルがある場合は、候補のひとつとして検討してみても良いかもしれません。

【画像】「えっ…!」これが"車中泊"より快適な「ハイウェイホテル」です!(33枚)

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