スバルが6代目「新型フォレスター」詳細明らかに!? 7年ぶりの全面刷新! 新開発「ハイブリッド」はトヨタ技術も活用した独自設計に
フォレスター初の“すごい”ハイブリッド「e-BOXER S:HEV」とは
新型フォレスターでは新たなパワートレインとして、従来のe-BOXER(マイルドハイブリッド)に代わるフォレスター初のストロングハイブリッド「e-BOXER(S:HEV)」が搭載されます。
S:HEVは、トヨタの2モーターハイブリッドシステム「THS II」(走行用モーター:最高出力119.6ps/最大トルク270Nm)と、スバル独自の2.5リッター水平対向4気筒エンジン(160ps/209Nm)と四輪駆動による「シンメトリカルAWD」を融合した独自技術で、バッテリーはリチウムイオン電池を用いています。

他社のハイブリッドSUVは、後輪にモーターを用いた電動(電気式)4WDが主流ですが、新型フォレスターのS:HEVはプロペラシャフトで後輪を駆動する従来の機械式を踏襲します。
そのため18.4km/L~18.8km/L(開発目標値)と、他社並みの優れた低燃費性能を持たせながらも、高い走破性も両立させました。
63リットルの燃料タンク採用とともに、航続可能距離も伸ばされているといいます。
なお日本仕様ではS:HEV車に加えて、1.8リッター「DIT」ガソリン直噴ターボエンジン車(177ps/300Nm)も設定されます。
そんな新たなパワートレインによる走りの安心感を追求すべく、動的質感もさらに高められました。
現行の5代目フォレスターで採用された「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」はさらにブラッシュアップを実施。
リア周りのプラットフォームと上屋の骨格結合を強化した「フルインナーフレーム構造」の採用や、構造用接着剤の適用を拡大するほか、シート取り付け部の剛性強化、ルーフ振動を抑制する「高減衰マスチック」など、さまざまな対策で剛性アップを図りました。
空力の面でもボディまわりや床下の空気の流れを改善し、高速走行時の操縦安定性を高めています。
このほか、防音材を全面的に刷新し、振動を抑え静粛性を高めたり、ダンパーのチューニングもおこなった結果、長距離移動でも疲れにくい上質な乗り心地を実現したといいます。
安全面では、スバル独自のステレオカメラを用いた先進運転支援機能「アイサイト」に、広角化した単眼カメラと前側方レーダーを追加しました。
認識性能を大幅に向上させ、標識認識機能のほか、交差点で横断する自転車や右左折時の歩行者の巻き込み防止、出会いがしらの衝突回避などを図っています。
またドライバーモニタリングシステム装着車には、「ドライバー異常時対応システム」をフォレスターに初採用。
加えて、高精度マップと高精度GPSを用いた「アイサイトX」設定車も新たに用意しました。
高速道路における「アクティブレーンチェンジアシスト」「カーブ前速度制御」「渋滞時ハンズオフアシスト」「渋滞時発進アシスト」「料金所前速度制御」など数々の高度運転支援機能を有します。
さらにユニークな機能として、事故の頭部衝突被害を軽減させる「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」の採用も挙げられます。
いっぽうで、前方・後方の視界の良さを保つなど、スバルが重視する「0次安全」(そもそも事故を起こしにくい運転環境の整備)にも力が入れられています。
なお新型フォレスターの日本仕様は、S:HEV車が上質な仕様の「Premium(プレミアム)」と、本格アウトドア仕様の「X-BREAK(エックスブレーク)」の2タイプ、ターボ車が「SPORT(スポーツ)」の1タイプを基本とし、それぞれにアイサイトX装着モデル「EX」が設定される6グレード展開となる予定です。
ボディカラーは、4つのツートンカラーを含む全15パターンが用意されます。
販売価格などはまだ明らかにされていませんが、スバル関係者によれば現行型に対し約55万円から約88万円の価格上昇が見込まれるといいます。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。





































































































