日産「新型コンパクトSUV」初公開! 全長4m以下ボディ&タフ顔がイイ! 「ジムニー級」地上高で走破性も抜群な「マグナイトLHD版」中東に登場
日産は2025年3月、サウジアラビア・リヤドで新型「マグナイト」の中東市場向けモデルを現地初披露しました。どのようなクルマなのでしょうか。
日産の新型「マグナイト」初登場!
2025年3月18日、日産中東法人はサウジアラビア・リヤドにおいて、マイナーチェンジされた新型コンパクトSUV「マグナイト」を中東市場で正式に発表しました。
左ハンドル仕様のマグナイトが導入されるのは今回が世界初で、中東地域が先行販売市場となります。

マグナイトは2020年12月にインド市場で初登場したコンパクトSUVで、2024年10月にはインドでマイナーチェンジモデルが発表されています。
車名は「Magnetic(魅力的な)」と「Ignite(感情を喚起する)」を組み合わせた造語で、魅力的で情熱を呼び起こすクルマを目指して命名されました。
ボディサイズは全長3994mm、全幅1758mm、全高1572mm、ホイールベース2500mmと、全長4メートル未満のコンパクトな設計ながら、最低地上高は205mmを確保されており、スズキ「ジムニー」とほぼ同等で、都市部での走行から軽度のオフロードまで対応可能なスペックとなっています。
今回の新型マグナイトの中東市場投入は、日産のグローバル戦略「One Car, One World」の一環として実施され、今後は中東地域の各国へ順次展開される予定です。
外観は、存在感のある大型グリルや205mmの最低地上高、ダイヤモンドカットのアルミホイールなどを採用し、2トーンのボディカラーが視覚的なインパクトを高めています。
インテリアでは、レザー仕様のキャビン、7インチのデジタルメータークラスター、8インチのタッチスクリーン、ワイヤレスApple CarPlay/Android Auto、エンジンリモートスタート、イオン発生空気清浄機能付きエアコン、クーリング機能付きグローブボックスなど、装備の充実ぶりが目を引きます。
パワートレインには、最高出力100ps・最大トルク152N・mを発生する1.0リッター直列3気筒ターボエンジンを搭載。コンパクトながらも力強く、軽快な走行性能を実現しています。
安全装備も充実しており、アラウンドビューモニター、ABS、ビークルダイナミックコントロール(VDC)、オートヘッドランプ、全席に3点式シートベルト、サイドカーテンエアバッグなどが標準で装備されます。
室内空間はコンパクトSUVとしては広く、5名乗車にも十分なゆとりを確保しています。都会的なデザインと日常使いの実用性を両立したマグナイトは、競争の激しい中東市場において高い評価が期待されます。
価格はサウジアラビア市場で6万6699サウジアラビア・リヤル(1リヤル=約40円換算で約267万円)からと、優れたコストパフォーマンスも魅力の一つです。
マグナイトは、インド・チェンナイのルノー日産アライアンス工場で生産されており、これまで右ハンドル市場を中心に展開されてきました。今回の左ハンドル仕様の登場により、販売対象国は20か国から65以上の国と地域へと大幅に拡大される見込みです。
サウジアラビアでのデビューを皮切りに、マグナイトは2025年4月以降、日産のパートナーネットワークを通じて中東全体に展開される予定です。
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