日産が「スゴい技術」初公開! 新型「大型ミニバン」搭載で26年登場? 「エンジンどこ行った?」感ある「第3世代e-POWER」とは【試乗記】
これは期待大! 「第3世代-POWER」は何がすごいのか?
そして、日産再建の強い武器の一つとなるのが「第3世代」と呼ばれる次世代e-POWERです。
2024年度第3四半期決算発発表会で開発を行なっている事を明らかにしましたが、一体どのようなシステムなのでしょう。
e-POWERは100%モーター駆動ならではの力強くレスポンスの良い加速を実現する一方、高速燃費が欠点と言われてきました。
それを解消するためには、ホンダのe:HEVのように「エンジンと車軸を直結できる機構」が必要であると言うのが一般論でした。
ちなみに日産もe-POWER開発時にエンジン直結機構のトライもしたそうですが、開発陣は「エンジン直結機構で高速燃費が良くなるのは都市伝説です」と。
更に聞いてみると次のように教えてくれました。
「構造的に複雑になってしまう事や、直結するが故に最良燃費点から外れるシーンが増えてしまうので効率の観点では旨味は少ないです。
e-POWERはエンジンを発電専用に特化できるので、内燃車のようなフィールや応答性などを気にすることなく高効率燃焼を突き詰めることが可能です。
とにかくエンジンをダラダラと無駄に動かさずに、瞬間的に発電を行ない必要ない時はすぐ止める……が大事ですね」

要するに第3世代はエンジンを直結することなく高速燃費を向上させているのが特徴になります。
その秘密はと言うと、発電用エンジンの「熱効率の進化」と電動パワートレインの「最適統合化」を日産独自の「制御技術」によって引き上げています。
第3世代e-POWERの専用エンジンは排気量こそ第2世代と不変ですが、定点に特化した専用設計を活かして燃焼室に入る空気流の安定を確保。その上で変動の少ない強力なタンブル流を導入し安定した燃焼を実現させる「STARCコンセプト」を採用しています。

電動ユニットはモーター/インバーターの効率向上による伝達効率の進化に加えて、モーター/インバーター/減速機、発電用の発電機/増速機をモジュール化した「5-in-1」を採用。
これにより小型化はもちろん、高剛性な構造(ボルトなどによる締結が不要)を活かした振動バランスや軸構造の最適化により静粛性アップも実現しています。
これらにより、第2世代に対して燃費は高速域で15%(モード平均9%)改善、静粛性は-5.6dB改善されているそうです。
「分類的にはシリーズハイブリッド」にならんよ。
いつまで、「走る為に開発されたエンジンで発電機を回して、モーターで走る。」という、
ガソリン車時代からある形式を当てはめるのかな?
低評価をしている事には、かわりない。
前席の下に後席乗車者の足先が入るか
まずはこちらを確認してほしい
新旧epowerノートもキックスも
後席乗車派の足の置き場がない