日産が「スゴい技術」初公開! 新型「大型ミニバン」搭載で26年登場? 「エンジンどこ行った?」感ある「第3世代e-POWER」とは【試乗記】
日産は一部メディアに対して「第3世代e-POWER」の試乗会を開催しました。かねてから示唆されている新型「大型ミニバン」に搭載される技術ですが、何がスゴいのでしょうか。
ついに登場! 「第3世代e-POWER」は何がスゴい?
2025年3月26日に日産は、日産・インフィニティの両ブランドの商品ラインナップと「第3世代e-POWER」を含む新技術の投入計画を発表しました。
【画像】超スゴい! これが日産「キャシュカイ」です。画像を見る!(28枚)
注目される「第3世代e-POWER」にはどのような技術が採用されているのでしょうか。

日産は経営危機の解消に向けてホンダとの経営統合検討を行なっていましたが、2025年2月13日にその協議が終了。
今後は自力での再建を含め、経営体制や戦略の見直しを行なう事を決めましたが、同年3月11日に経営体制の刷新を発表しました。
内田誠社長兼CEOの後任として、これまで商品企画を担当していたイヴァン・エスピノーザ氏が就任します。
エスピノーザ氏は25年前に300ZX(=フェアレディZ)に憧れて日産に入社した生粋のカーガイで、日本人よりも日本人的な考えを持っています。
もちろん、日産がこのような状態に陥ってしまった原因・課題は真摯に受け止め、今後日産を再建するために様々な改革を進める事を宣言しています。
経営再建のためには固定費削減といった無駄をなくすことも大事ですが、やはり商品つまり「いいクルマ」を世に出すことが最大の反撃と言えるでしょう。
現在、日産のモデルラインアップはグローバルでは豊富なバリエーションですが、各仕向け地に分類すると適正な車種が適正な地域に投入されていなかったのも事実。例えば日本は高付加価値モデル、北米はe-POWER/PHEVなどなど。
エスピノーザ氏はこの状況に対して「市場戦略に対してはしっかりとメスを入れて再構築していきます」と語っています。
具体的には2025年半ばに発表予定の3代目リーフ(クロスオーバータイプに刷新。3in-1パワートレインやCMF-EVプラットフォームを採用)を筆頭に数多くのモデルを投入。ちなみに日本向けは新型の軽乗用車、新型の大型ミニバンだそうです。
これから投入されるモデルの多くはEV/PHEV、そしてe-POWERを含めた電動車が主とですが、直近の主力となるのはe-POWERでしょう。
2016年に先代ノートに搭載されて発売されて以降、ミニバンやSUVなど様々な車種に水平展開され、日本はもちろん中国や欧州、ASEAN、メキシコなどを含めた68の国・地域で累計162万台を発売。更に2026年度には北米市場にも投入予定となっています。
e-POWERを少しだけおさらいすると、エンジンで発電した電力を用いてモーターで駆動を行なうシステムで、分類的にはシリーズハイブリッドになります。
口の悪い人は「EVが売れないため、付け焼刃的に生まれたシステム」と言いますが、それは大きな間違い。

2010年に登場した初代リーフ開発時に、日産は「電気自動車の普及が一筋縄ではいかない」と判断。
これは先駆者だからこその意見ですが、その一方で「電気自動車のあの走りをもっとインフラの不安なしに味わってもらいたい」と言う強い想いもあり、電気自動車の技術を水平展開したハイブリッドの開発を並行して進めたと聞きます。
当初は経営陣ですら懐疑的でしたが、先代ノートの大ヒットをキッカケにe-POWERは日産の基幹パワーユニットへと昇格。システム、、も年々進化を遂げ、現在はモーター/インバーターを一体化してコンパクト化された「第2世代」が投入。
ノートは進化版の1.2Lですが、エクストレイル/キャシュカイは可変圧縮エンジン(VCターボ)、セレナは1.4Lのe-POWER専用エンジンを組み合わせています。
「分類的にはシリーズハイブリッド」にならんよ。
いつまで、「走る為に開発されたエンジンで発電機を回して、モーターで走る。」という、
ガソリン車時代からある形式を当てはめるのかな?
低評価をしている事には、かわりない。
前席の下に後席乗車者の足先が入るか
まずはこちらを確認してほしい
新旧epowerノートもキックスも
後席乗車派の足の置き場がない