京都・滋賀の新ルート「山科大津バイパス」本格化へ反響多数!?「ついに!」「はよ作って」地獄渋滞の国道1号に代わる「新トンネル」概略ルート決定へ方針発表
京都市山科区と滋賀県大津市をつなぐ新たなバイパス道路の計画進展に、話題が集まっています。一体どのような道路で、どういった声が上がっているのでしょうか。
京都~大津の「第2ルート」ついに具体化へ!? 反響は
京都市山科区と滋賀県大津市をつなぐ新たなバイパス道路の計画進展に、話題が集まっています。
一体どのような道路で、どういった声が上がっているのでしょうか。

この道路は、京都市街と大津・草津市街をつなぐ「国道1号」のバイパスとして、山をつらぬく新たなトンネルを整備するものです。
2025年3月に開催された第2回「国道1号(大津・京都間)道路検討会」では、おおまかなルート帯が公表され、瀬田から西進して山を貫き、進路を北寄りにして国道1号方面へつないでいくような図が描かれています。
実現すれば、滋賀県南部にとって、京都市街へのスムーズな道路移動が、ようやく達成されることとなります。
国道1号は京都府と滋賀県をつなぐ大動脈で、大津・草津・栗東方面にとっては、京都市内へ通勤するための貴重なルートです。急峻な山のせいでまともな道路がほぼ皆無で、国道1号が実質的に唯一の一般道路です。
しかし国道1号は草津方面から大津・山科にかけて昔ながらの片側1車線道路がつづき、破滅的な大渋滞区間となっていて、幹線道路の体をなしていません。
そこで京都中心街方面への新バイパスが構想され、大津市内では山側のバイパス道路「京滋バイパス無料部」「山手幹線」が整備されてきました。瀬田・石山からそのまま西へ進んで、山を貫いて山科へ出るというものです。
話が大きく動き出したのは2024年12月、1回目の「国道1号(大津・京都間)道路検討会」が開催され、あらためて現在の交通課題など基礎事項が整理されました。
そして2025年3月の2回目会議で、おおまかなルート帯が明示されたほか、計画段階評価を始めていく方針を示したのです。
事業化へのプロセスは、まず「計画段階評価」で概略ルートを決定し、そのあと都市計画決定と環境アセスメントが完了すれば、いよいよ事業化を待つだけとなります。
その計画段階評価は一般的に、1回目の地域アンケートで地域課題をまとめ、3案程度のルート・構造案に絞り込みます。そして2回目の地域アンケートの結果を加味して、概略ルート・構造の最終案が決定されるという流れになります。
今回の会議では、今後について「概略ルート・構造の検討に向けて調査を推進する」としており、いよいよ計画段階評価が近づいていることを示唆しています。
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積年の悲願である新ルート計画の前進に、コメントでも「ぜひ迅速に進めてもらいたい」「マジでホンマにはよこの道作ってくれ!」「ついにあれやるの!?やっと?」などと、期待する声が。
また「20年遅い!」「大津の道路は2車線ばっかりでアカン」「滋賀の道路全部やる気ない」「滋賀県って湖西や湖東その他田舎にはどんどん道作るのに一番重要な大津周辺は全くだよね。なのでいつも渋滞」など、一向に道路改良の進まない現状への苛立ちの声も見られます。
さらに「京滋バイパスを無料化すればいい」という意見もありました。
いっぽうで、新十条通ではなく五条通(国道1号現道)へつなげる可能性があることについては「第二京阪につながないと意味ないじゃん」「滋賀県民としては稲荷山トンネルに繋げて欲しいけどな」と、ルート方針に疑問を持つ声も多数見られました。
ただ、一応のフォローをしておくと、計画段階評価において2回の地域アンケートを行うのは、こうしたネットワーク性や利便性の方向に対する地元意識を緻密に拾い上げるためです。
先述のとおり「おおまかなルート帯」は、見ようによっては、新十条通ルートの可能性を完全に捨て去ってはいないようにも解釈できます。
どういった内容のアンケートを組んでくるかにもよりますが、新十条通から稲荷山トンネル方面へ直結することへの期待を表現できるような設問・選択肢があり、そうした期待が高いことが分かれば、ルート候補は新十条通のものが用意される可能性も、まだ否定はできません。一体どうなるのか、今後の動向に注目です。
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