ホンダ斬新「スーパースポーツモデル」がスゴかった! モノアームサス&リッターVツインエンジン搭載! 独創的な“前後片持ち式”の「ザクシス」コンセプトバイクとは

ホンダは2001年の東京モーターショーで前後片持ちサスペンションを採用した独創的なコンセプトバイク、XAXIS(ザクシス)を発表していました。一体どのようなバイクだったのでしょうか。

前後に片持ち式を採用した独創的すぎる「スーパースポーツモデル」

 ホンダは2001年10月、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「第35回東京モーターショー」(現・ジャパンモビリティーショー)において、「LIFE STYLE Wing」と「SPORTS Wing」の2つのテーマを設け、フューチャーモデルを中心に創造性にあふれた個性豊かなコンセプトモデルやニューモデルの展示を行いました。

スタイリングにイタリアンのエッセンスを感じる!
スタイリングにイタリアンのエッセンスを感じる!

「SPORTS Wing」のフューチャーモデルとして展示されたのが、XAXIS(ザクシス)です。

 このモデルは、アダルト層のユーザーに、造形美とハイテクノロジーを融合した独特のスポーツスタイルを提供することを目的に、ホンダ・リサーチ・オブ・アメリカ(HRA)が製作しました。

 開発テーマは「エアロダイナミクスVツイン」とされ、斬新なスタイリングと先進のテクノロジーにより、所有する喜び・操る歓びを高次元で融合した、Vツインエンジン搭載のスーパースポーツモデルを実現させたコンセプトモデルです。

 スタイリングでは、4灯プロジェクターヘッドライトをコンパクトにまとめたフロントカウル、ラジエーターをビルトインしたテールカウル、アンダーカウルを兼ねたマフラーなど、メカニカルな機能美を追求した未来的なデザインが特徴的でした。

 フレームはツインチューブに、「VTR1000F」を思わせるピボットレスフレームと組み合わせられていました。

 足回りには、極太のステアリングヘッド内部にダンパーとスプリングを内蔵し、これをHRAが「モノアームサスペンション」と表現していました。この構造により、フロント周りは片持ち式で構成され、ステアリング操作とサスペンションの独立性を高める狙いがあると考えられます。リアも片持ちスイングアームで、全体的にメカニズムの美しさがデザインと融合しています。フロントブレーキには、リムに装着したディスクプレートと2個のキャリパーを搭載するなど、ホンダとしては初の試みが見られました。

 エンジンは、995ccの水冷4ストロークDOHC V型2気筒エンジンを搭載。変速方式は、常時噛合式6段リターンを組み合わせていました。

 ザクシスは、レーストラックでの性能だけでなく、公道での楽しさや所有する喜びを提供することを目指して開発されました。

 市販化は果たせなかったものの、現在でもその斬新なデザインと先進的な技術は、多くのバイクファンの記憶に残るモデルとなっています。

【画像】超カッコイイ! ホンダのリッターVツイン搭載「スーパースポーツバイク」の画像を見る(14枚)

【走りにこだわる最新SUV】極限状態で徹底テストしてみた!

画像ギャラリー

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。

3件のコメント

  1. だからさぁ後輪と後ろのカウル跳ね過ぎだよ~ 飽きた

  2. 四半世紀前は斬新だったんだよ、、、

  3. 懐かしい〜バイク詳しいないけど未だに覚えてますね。
    プラモデルでいいから出て欲しかった。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー