スバルのオーストラリア法人は、スポーツセダン「WRX」（日本名：WRX S4）の新たなグレード「WRX AWD tS Spec B」の予約受付を2025年3月6日に開始しました。
　
　WRXは「インプレッサ」の高性能グレードとして1992年にデビュー。2014年からはインプレッサシリーズではなくなり、「WRX」として独立したモデルとなっています。
　
　現行型は2021年にフルモデルチェンジした2代目です。

　ボディサイズは、全長4670mm×全幅1825mm×全高1465mm、ホイールベースは2675mm。

　パワートレインは最高出力202kW（270hp）・最大トルク350Nmを発揮する2.4リッター水平対向4気筒ターボエンジンで、スバルパフォーマンストランスミッション（CVT）を搭載。オーストラリア仕様では、日本仕様にはない6速MTも設定されます。

　今回、オーストラリア向けに発表されたWRX AWD tS Spec Bは、6速MTを搭載する「WRX AWD RS」をベースとし、パフォーマンスを重視した特別なアイテムを取り入れました。

　特別装備として、外観は、ゴールド塗装のキャリパーを備えたBrembo製の高性能ブレーキシステムや、マットグレーの19インチアルミホイールにはブリヂストンの高性能タイヤ「ポテンザ S007」が組み合わされました。

　また、電子調整式ダンパーやSTIパフォーマンスマフラー、大型リアスポイラーを装着。ボディカラーは、新色「ギャラクシーパープルパール」も用意されます。

　なお、Spec Bというグレード名はBremboが由来となっており、走行性能を追求し、クルマとドライバーの一体感を向上させたといいます。

　内装は、RECARO製バケットシート（フロント）、Harman Kardon製サラウンドシステムに加え、最新の12.3インチインストルメントクラスターが備わります。

　運転支援システム「アイサイトドライバーアシストテクノロジー」も搭載。最先端の安全機能を追加した、新しい緊急運転停止システム（EDSS）が設定されました。

　なお、軽量化およびパフォーマンスとハンドリングを最適化するため、WRX AWD tS Spec Bでは電動サンルーフが省略されています。

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　オーストラリアでのWRX AWD tS Spec Bの納車は2025年4月を予定しています。