全長3.7m! トヨタ最小SUV「アイゴX」ユニークすぎるスタイルがスゴい! 低価格&低燃費な“小さいクルマ”がドイツで支持されるワケ
トヨタのドイツ法人は、コンパクトハッチバック「アイゴX」が、同市場で好調なセールスを記録したことを発表しました。どのようなクルマなのでしょうか。
SUVテイストがユニークな「アイゴX」とは?
2025年3月10日、トヨタのドイツ法人は「アイゴX」が2月の販売台数において、ドイツのAセグメント(最小コンパクトクラス)市場で“最も売れたモデル”となったことを発表しました。
ドイツの自動車登録を管理する「Kraftfahrt-Bundesamt(KBA)」の統計によると、アイゴXは2025年2月に1214台の新規登録を記録し、Aセグメント市場全体の29%のシェアを占める結果となりました。

アイゴXはコンパクトな5ドアハッチバックで、全長3700mm×全幅1740mm×全高1525mm、ホイールベース2430mmという小さいボディは、トヨタが欧州で展開するモデルとして最小サイズ。SUVテイストを取り入れたユニークなデザインも特徴となっており、都市部での扱いやすさと優れた燃費性能を兼ね備えています。
エンジンは1リッター直列3気筒ガソリンを搭載し、燃費が4.8~5.0L/100km(約20~21km/L)と優れた経済性を誇り、CO2排出量は108~114g/kmに抑えられています。
ドイツでの販売価格は、1万8090ユーロ(1ユーロ=162円の為替レートで約292万円)からです。
また、トヨタは2月のドイツ市場で5632台の新規登録を記録し、市場シェアは2.8%となりました。
そのなかでも「ヤリス ハイブリッド」も好調な販売を維持しており、1655台の新規登録を達成。これはドイツにおけるフルハイブリッド市場全体の20.5%を占める結果だといいます。
トヨタのドイツ法人の社長マリオ・ケーラー氏は、「アイゴXとヤリス ハイブリッドは、引き続き当社の成功を牽引するモデルです。現在の市場環境が厳しいなかでも、それらのデザイン、効率的なパワートレイン、そして優れたコストパフォーマンスが、多くの顧客に支持されていることが改めて証明されました」とコメントしています。
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アイゴXは、再びドイツ市場のAセグメントトップの座に返り咲いたことで、同モデルの人気と市場競争力が引き続き高いことが示されました。
今後も、トヨタのコンパクトカーがドイツおよび欧州市場でどのような成長を遂げるのか注目されます。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。









































