トヨタは2025年2月7日、「ハイエースバン」の新たな特別仕様車「スーパーGL“DARK PRIME S”」を発売しました。ハイエース200系型の誕生20周年を記念した特別仕様車で、高級感と特別感を強化したモデルとなっています。

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　また、特別仕様車の発売と同時にトヨタカスタマイジング＆ディベロップメントが展開する「TRD」のエアロパーツを「GRパーツ」と一体化し、そのカスタムモデルも発表されています。

　ハイエースバンは1967年に初代モデルがデビューし、商用車として高い実用性と耐久性を誇るトヨタのロングセラーモデルです。現行モデルは2004年に登場した5代目で、2024年1月の一部改良を経て「8型」となりました。

　今回の特別仕様車スーパーGLダークプライムSは、ハイエース200系型の誕生20周年を記念して設定されました。

　パワートレインには、1GD-FTVディーゼルエンジンを高出力化したものを採用したほか、足回りでは専用のショックアブソーバーを装備することで、トルクフルな走りとしなやかな乗り味を実現しています。

　その他、専用の内外装が設定されるほか、、200系型誕生20周年を記念したフロントドアスカッフプレートがメーカーオプションで設定されています。

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　トヨタカスタマイジング＆ディベロップメント（TCD）は、トヨタ車のカスタマイズやアクセサリー開発を手掛ける企業で、エアロパーツや各種カスタムパーツの企画・販売を行っています。

　その一環として展開されていたのが「TRD（Toyota Racing Development）」ブランドで、モータースポーツのノウハウを活かしたスポーツパーツを提供してきました。

　今回、TCDはハイエースの「TRD」のエアロパーツなどを「GRパーツ」ブランドへ統合。これにより、トヨタのスポーツブランド「GR」との一体化が進み、さらなるカスタマイズの魅力を強化する狙いがあります。

　そして、今回のハイエースのカスタマイズモデルとして「GR PARTS Version I」が展開されました。

　GR PARTS Version Iは、オフロードスタイルを強調しつつ、アウトドアシーンやストリートでも際立つ力強い個性を演出したモデルで、「GRフロントスポイラー Version I（LED付き）」、「GRリヤバンパースポイラー」、「GRサイドスカート Version I」をセットにしています。

　ハイエースのタフなイメージをさらに強化し、実用性とデザイン性を兼ね備えた仕様になっています。

　このセットの中心となるGRフロントスポイラー Version I（LED付）は、ツヤ消しブラックの樹脂製スポイラーに、ホワイト発光のLEDライトを内蔵。

　さらに、ツヤありシルバーのアンダーガードが組み込まれ、オフロードテイストを強調しながらも洗練されたデザインを実現しています。全長は約45mmプラスされ、標準ボディ全車に装着可能です。

　また、サイドに設定されたGRサイドスカート Version Iは、ステンレススチール製で、オリジナルよりも約25mm地上高が低くなるデザインとなっており、視覚的な安定感を生み出します。

　さらに、GRリヤバンパースポイラーにより、約3mm全長を伸ばしつつ、最低地上高をわずかに下げることで一体感を持たせています。

　これらのパーツは、一部メーカーオプション装着車を除き、標準ボディのDX“GLパッケージ”およびスーパーGLに対応しています。

　GRエアロパーツセット Version Iは未塗装かつPVM非装着車向けの場合で20万2400円（税込）からとなっています。

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　また、GR PARTSには、エアロパーツ以外にも多彩なカスタムアイテムが用意されています。

　「GRマッドフラップ」は、レッドまたはブラックの2色展開で、“GR”ロゴ入りのデザインを採用。価格は3万3000円（税込）です。

　さらに、「GR15インチアルミホイール＆タイヤセット」には、ホワイトレター仕様のグッドイヤー EAGLE ＃1 NASCARタイヤを採用し、価格は24万2000円（税込）。

　また、都会的なデザインの「GRフロントスポイラー Version II」や、「GRカーボンナンバーフレーム」など、GRブランドならではのスポーティなアイテムも多数ラインナップされています。