ヤマハ斬新「3輪モビリティ」がスゴかった! “ツルツル”繭型ボディ&LMW技術採用! 「匠の伝統技術」を採用した“煌めく”ホイールが美しい「MWビジョン」コンセプトとは
ヤマハは2019年の東京モーターショーで人とモビリティの新しい関わり方を提案する次世代パーソナルモビリティ「MW-VISION」コンセプトを発表しました。一体どのようなモデルなのでしょうか。
ヤマハの独創性が反映された次世代パーソナルモビリティ
ヤマハは2019年10月、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された「第46回東京モーターショー」(現・ジャパンモビリティーショー)において、「人はもっと幸せになれる」をテーマに最新技術を搭載したワールドプレミアモデルやジャパンプレミアモデルなど全18モデルを展示していました。
ヤマハが提案する次世代パーソナルモビリティとしてワールドプレミアが行われた「MW-VISION(ビジョン)」は、ロボティクス技術とモビリティ技術の融合が可能にする「人の感性に寄り添うモビリティ」を提案するコンセプトモデルとして注目を浴びていました。
一体どのような乗り物なのでしょうか。

MWビジョンは、ヤマハ独自のLMW(リーニング・マルチ・ホイール)技術を活用し、車体を傾けてコーナリングする3輪モビリティとして開発。LMW技術は、2014年に登場したトリシティ125や、2018年のナイケンなどで培われたもので、高い安定性と軽快なハンドリングを実現しています。
ボディサイズは、全長2450mm×全幅1000mm×全高1550mmです。
外装デザインはコクーン(繭)型のボディが特徴的で、風雨からライダーを保護する機能性と、美しいデザインを兼ね備えています。サイドから続く横一文字テールライトは、シンプルでスタイリッシュな印象です。また、ボディ下部やホイールには日本の伝統技術である螺鈿細工が施されており、煌びやかで高級感を演出します。
ハンドル周りはバイクと同様の造りとなっており、操作も従来のバイクと同じ感覚で行えます。さらに、ヤマハの音響技術を活用したデジタルサラウンドシステムを搭載しており、スマートフォンなどと接続して音楽を楽しむことも可能です。
足回りにはLMW機構が用いられており、高い安定性とスムーズなコーナリング性能を実現しています。また、リーン制御技術やリバース機能(後進)も搭載しており、取り回しの容易さが追求されています。
パワーユニットにはシリーズハイブリッドシステムが採用されていますが、具体的なスペックは公開されていません。
タンク容量や燃費性能に関しても、公開されていませんが、ハイブリッドシステムの採用により、従来の内燃機関のみのモデルよりも優れた効率性が期待されていました。
機能面では、音と光による人とモビリティのインタラクティブなコミュニケーションを実現しており、ロボティクス技術とモビリティ技術の融合により、人の感性に寄り添う新たな移動体験を提供します。また、10km/h以下で自立補助機能が働き、停止時でも足を着かずに済むなど、人に優しい設計が搭載されていました。
MWビジョンは、ヤマハが提案する未来のパーソナルモビリティとして、技術とデザインの融合を追求したコンセプトモデルです。その革新的な機能と美しいデザインは、今後のモビリティの在り方に新たな視点をとして影響を与えて、新たなモデルへと引き継がれていくでしょう。
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