トヨタ「“新型”ハリアー」いつ登場!? 流麗クーペボディ×快速「新開発ターボ」も採用!? 「高級SUVの定番」は25年中のお披露目にも期待大!

2020年に登場した現行のトヨタ「ハリアー」。今年2025年はデビュー丸5年を迎えることから、早くも新型の登場が期待されています。次期ハリアーはどのようなモデルとなるのでしょうか。

トヨタの新開発エンジン搭載か

 ガソリン車とハイブリッド車(HEV)、そしてプラグインハイブリッド車(PHEV)も設定されているトヨタの高級SUV「ハリアー」。
 
 現行モデルはデビューから丸5年が経過し、早くもフルモデルチェンジを期待する声もあるようです。どのようなクルマになるのでしょうか。

期待大! 新型「ハリアー」どうなる!?
期待大! 新型「ハリアー」どうなる!?

 国内市場に適したボディサイズや高い質感の内外装デザイン、そしてリセールバリューの高さなどの魅力によって、国内販売が絶好調のハリアー。

 昨年2024年は6万4181台もの登録台数を記録しており、国内SUVカテゴリのランキングでも「カローラクロス」「ヤリスクロス」「ヴェゼル」に続く4位を獲得しています。

 ライバルのミドルクラスSUVが、トヨタ「RAV4」で3万599台、ホンダ「ZR-V」が4万1513台、日産「エクストレイル」が3万1776台、スバル「フォレスター」が2万2977台であったことを考えれば、ハリアーが同クラスの中でダントツの人気車であることが分かります。

 ハリアーとRAV4は、パワートレインやプラットフォームといった基幹部分を共用する兄弟車で、全長、全幅、全高はほぼ同じ、ホイールベースにいたっては同値(2690mm)です。

 しかしそのなかで、ハリアーがこれほど人気車となったのは、ハリアーがもつ「都会派SUV」のラグジュアリーなイメージが、日本人の美的センスと見事にマッチしているためでしょう。

 車両価格が多少高くても「良いものを所有したい」という日本のユーザーの心を射止めたのです。

 そのためハリアーは新型でも、現行ハリアーのデザインの方向性を引き継いでくることは間違いないでしょう。

 できれば「プリウス」や「クラウン」シリーズなどで共通する「ハンマーヘッド」デザインの流れではない、歴代ハリアーのクーペSUVスタイルを継承した、「超」流線形デザインであって欲しいと筆者(自動車ジャーナリスト 吉川 賢一)は思います。

 極端なことをいうと、「GR86」や「GRスープラ」のようなスポーツカーをクロスオーバーSUVにしたような、突飛なスタイルでもいいかもしれません。

 そんなハリアーの新型については、SNSなどに2026年にデビューするのではと噂されています。

 根拠のひとつとして、トヨタが現在開発中という新型エンジンの登場時期が2026年から2027年とされており、この新型エンジンを目玉にフルモデルチェンジが行われるのでは、と期待されているからです。

 新型エンジンは直列4気筒で、1.5リッター自然吸気、1.5リッターターボ、2リッターターボの存在が明らかにされています。

 エンジンの全高を下げて小型化しつつ、エンジン回転数を抑えて効率が最も良い燃焼をさせることで、燃費改善と発電効率を高めた電動パワートレイン向けの新エンジンだとトヨタは説明しています。

 現行のハリアーには、2リッターガソリン、2.5リッター+モーターのHEV、2.5リッター+モーターのPHEVがあります。

 新型ハリアーには新開発1.5リッターターボを設定し、全車ハイブリッド車となってデビューするのではないでしょうか。電気モーターによる出力と合わせれば、現行モデルを超えるパフォーマンスが実現できると思われます。

 燃費も、現行ハリアーハイブリッドのカタログ燃費22.1km/L(4WDは21.4km/L:ともにWLTCモード燃費)を超え、ヤリスクロス ハイブリッド並みの26~28km/Lに到達する可能性もあると思われます。

 実現すれば、新型ハリアーは「世界一燃費のいいクロスオーバーSUV」として認知されるようになることでしょう。

※ ※ ※

 新型パワートレインについては、開発の進捗次第では、いったん従来のハイブリッドユニットで発売を開始したのち、2年後の商品改良で新パワートレインに刷新、というかたちになる可能性もあるかもしれません。

 ただいずれにせよ、都会派SUVの代表格であるハリアーは、新型でも日本市場にピッタリマッチするモデルとなって登場するでしょう。

 今年2025年秋の「ジャパンモビリティショー2025」で何かしら発表があるのか、今後が非常に楽しみです。

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Writer: 吉川 賢一

日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど

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