ダイハツの斬新「4人乗り“軽トラ”」がスゴイ! 現場で大活躍の「軽商用車」に乗ってチェック! 超タフな特装車「アトレーデッキバン」と「ハイゼットカーゴ」の実力とは!
現行モデル唯一の「4人乗り“軽トラ”」!? デッキバンの実力とは!
続いて、トヨタ「ハイラックス」や三菱「トライトン」などのおかげもあって、じわじわと人気が復活しているピックアップトラックが好きな人や、人と違う個性的な軽自動車を探している人にも刺さりそうな、アトレーデッキバン。
ダイハツが販売する商用車のうち、約8%を占めるという特装車に入り、主に“現場”と呼ばれるフィールドで活躍しています。

4人が快適に乗れるキャビンをしっかりと確保したうえで、使い方の自由度が上がるオープンデッキを備えるのが最大の特徴。
これはデザイン的にも、商用車というよりは一気に遊び心が広がる、使う人次第でどんどん楽しいクルマになりそうなワクワクを感じさせる印象です。
そのオープンデッキですが、テールゲートを閉じた状態だと、深さのある大きなジュラルミンケースを開いたような感覚で、外で使う道具なら汚れたモノも濡れたモノもどんどん積み込みたくなるスペース。
ルーフが無いので長尺や変わった形状のモノも気兼ねなく放り込めるのも良いところ。オフの日には釣竿やアウトドアスポーツの道具などもガンガン積めそうです。
サイドには、荷物の固定に使えるガードフレームやガードバー、テールゲートフックなども備わっています。
そしてテールゲートをオープンにすると、乗り込んで荷物を整理したり、重い荷物の積み下ろしもラクにでき、腰掛けてちょっと休憩することも可能。子どもも喜びそうだと感じました。
「雨の日はどうするの?」という心配がよぎるのが一般的な感覚かもしれませんが、デッキをすっぽりと覆うことができる平シートや、ルーフキャリアとルーフボックスといった純正アクセサリーが用意されています。
アトレーデッキバンのような1台と暮らしたら、「雨が降ったら降ったでその状況を楽しもう」というような気持ちの余裕が生まれるのかもしれません。
パワートレインは、アトレーデッキバンには3気筒ターボ×CVTを搭載。
ほかに「ハイゼットデッキバン」のグレードにはGとLがありますが、こちらはハイゼットカーゴがベースとなっており、3気筒自然吸気エンジンが搭載されています。
今回試乗したのは4WDモデルでしたが、2WDモデルはFRです。
大人2人乗車で荷物はナシの状態で、発進から元気いっぱいの走り。やはり乗用車と比べると静粛性や振動もカジュアルな印象になりますが、乗り心地は想像よりもフラット感があると感じました。
後席は足元スペースには少しゆとりがあるのですが、背もたれが直立で倒すことができないので、長距離ドライブなら2人乗りとして使う方が良いのではないかと思います。
また、この後席をフラットにすればここにも荷物が積めるので、すぐに使うバッグなどが置けて便利。
さらにこちらは乗用車寄りのアトレーということもあり、内外装の加飾に加え、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)をはじめとする先進運転支援機能や、後席両側パワースライドドアなどの快適装備も充実しているので、乗用車からの乗り換えでも違和感は少ないでしょう。
アトレーデッキバンはオープンスペースをどう使おうか、何を積もうかと考えるだけでも心が弾む、小さくても夢のある1台です。
別に仕事用と割り切らずにおしゃれで乗れるような方には似合いそうです。
通勤の足に「人と違うスタイルを持ちたい」というおしゃれな方に似合いそうです。
小柄なかわいい感じの女の子の足として使ってもらえればかなりおしゃれに見えそうです。