ダイハツの「“最上級”SUV」がスゴい! 全長4m級の快速「ハイブリッド」は“使い勝手”もイイ!? 人気の「ロッキー」試して分かった優位点とは
2019年の登場以来、トヨタブランドで販売している「ライズ」を含め大ヒット作となっているダイハツのコンパクトSUV「ロッキー」は、使い勝手の良さが大きな魅力です。カーライフジャーナリストのまるも亜希子氏が、実際に使用してみた印象について紹介します。
販売台数の約4割を占める「e-SMARTハイブリッド」をチェック!
ダイハツのコンパクトSUV「ロッキー」は、170万円台からというお手頃な価格と、日本の道路事情でも扱いやすいコンパクトなサイズ感ながら、シングル世代のみならずファミリーユースまでをカバーする使い勝手の良さも揃うという欲張りなクルマです。

ちなみに国内で販売されるダイハツSUVラインナップの中では、最も高額かつ大きな“最上級”モデルに位置しています。
2019年の登場以来、トヨタブランドで販売している「ライズ」を含め大ヒット作となっていますが、そんな人気の理由を探るべく、実際に使ってみた印象について紹介します。
発売当初は1リッター3気筒ガソリンターボモデルのみでしたが、2021年に1.2リッターの小型エンジンを発電専用に搭載し、100%モーター走行する「e-SMARTハイブリッド(HEV)」が登場。
同時にガソリンモデルも、新開発された1.2リッターエンジンが採用され、2WDモデルには1.2リッター、4WDモデルには従来の1リッターターボというラインアップになっています。
今回は、ロッキーの販売比率において約4割を占めるまでに人気が出ているというe-SMARTハイブリッドのトップグレード「Premium G HEV」をあらためてチェックしてみました。
ボディサイズは、全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mm、ホイールベース2525mm。
いまや、SUVとしては希少になりつつある「5ナンバー規格」の中にしっかりと収まっています。
ロッキー e-SMARTハイブリッドは、あまり電動化モデルであることを外観では主張していませんが、フロントグリルがガソリンモデルの横バータイプと異なり、スポーティなジャバラ模様となっているのが特徴です。
リアに「e-SMART HYBRID」のエンブレムがさりげなく配置され、アルミホイールのデザインも躍動感のあるタイプ。エコというよりは上質な大人っぽさが強調された印象となっています。
4WDモデルが「1Lターボエンジン」のみで、他のエンジンやハイブリットシステムの採用はしないのが気になります。雪国なので、4WDモデルを買うのが当たり前で、ロッキーにしてもライズ(トヨタ)でも大きな変化がないのが気がかりです。4WDにも何らかのモデルチェンジを期待したいところです。