ホンダのアメリカ法人は2025年3月11日、新型「CB1000ホーネットSP」を同年4月に発売すると発表しました。

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　新型CB1000ホーネットは、ストリートファイタースタイルを採用。日本でデザインされた斬新な外観は、「アグレッシブ」と「ピュア」を表現しています。

　車体に絞りを効かせたグラマラスなボディメイクが施され、無駄をそぎ落とした官能的なスタイリングが特徴です。

　フロントライトは、コンパクトなデュアルプロジェクターLEDライトが鋭い視線を印象付けます。前方に向かって翼を折りたたんでいるような印象を与える、特徴的なタンクは伝統的なホーネットを彷彿とさせます。

　フレームは、エンジンを補完するように設計された、一体型スチール製ツインスパーユニットを採用し、軽量でスリムな車体を実現。コンパクトなフレームワークで良好な足つきや軽快で俊敏に操れる走行性能に寄与しています。

　足回りでは、フロントにプリロード＆ダンピング調整が可能な、ショーワ製41mm倒立フォーク、310mmフローティングディスクにブレンボ製4ポッドキャリパーを組み合わせます。リアもプリロード調整が可能な、オーリング製ショックアブソーバーを備え、上品な乗り心地に寄与します。ホイールはCBR1000RR-Rのファイアブレードコンセプトから継承された、5本のY字スポークデザインゴールドアルミホイールを採用し、17インチのワイドタイヤを合わせます。

　パワーユニットは、スーパースポーツモデルの名車「CBR1000RR」から引き継いだ999ccの水冷DOHC直列4気筒エンジンを改良。新開発ピストンやバルブタイミング、トランスミッションなどに専用セッティングを施しました。ストリートファイターにふさわしい、低・中速域のトルク特性と最高出力、巡航性能を高いレベルに向上させています。特に高回転域からレッドラインまで爽快なふけ上がりが特徴的です。

　また、6速MTギアボックスには、標準でアシスト＆スリッパ―クラッチとクイックシフターが備えられており、クラッチを使わずにスムーズなシフトチェンジが可能です。

　機能面では、5インチフルカラー TFTディスプレイを採用、スマートフォン連動の「Honda RoadSync」に対応し、音楽や電話、簡易ナビが使用できます。加えて、スロットルバイワイヤシステムやライディングモードが搭載され、好みに応じた走行性能で走ることが可能です。

　安全機能としては、「前後アンチロックブレーキ（ABS）」や前輪の浮き上がりと後輪スリップを抑制する「Honda セレクタブル トルク コントロール（HSTC）」、急ブレーキ時にウインカーが左右同時に高速で点滅することで後続車に知らせる「エマージェンシーストップシグナル」を採用しています。

　車両価格は、1万999ドル（日本円で約162万円）です。