圏央道の「西湘バイパス直結」計画進行中!? 地獄の「平塚区間」へ新湘南バイパスが延伸! 「箱根~アクアライン」全部つながる将来も
神奈川県の「西湘バイパス」と「新湘南バイパス」をつなぐ計画が進んでいます。一体どんな計画で、今どこまで進んでいるのでしょうか。
平塚市内の「高速空白地帯」つなぐ計画は今
湘南~箱根エリアを信号ゼロでつなぐ「西湘バイパス」ですが、圏央道とはつながっていません。
しかし、将来的にはつながる計画になっています。一体どんな計画で、今どこまで進んでいるのでしょうか。

圏央道から湘南海岸へつなぐのが「新湘南バイパス」です。茅ヶ崎JCTから南下し「茅ヶ崎海岸IC」に達してブツ切れになっています。
平塚市の中心街を抜け、大磯町に入ってようやく「西湘バイパス」が始まります。
しかし平塚市街こそ、もっとも混雑回避したい区間と言えるでしょう。高速道路が遠く、まともな大通りがなく、どこもかしこも信号、信号に大渋滞で、疲弊するエリアです。
新湘南バイパスと西湘バイパスをつなぐ国道134号は4車線道路にはなっていますが、やはり連続する信号と、信号待ちによる混雑が課題となっています。
そこで、まるごと高架化して信号ゼロにするのが「新湘南バイパス2期区間」です。
2期区間の延長は5.5km。途中、JR平塚駅南側あたりに「平塚IC」が設置予定。その先に「平塚料金所」が設置され、その先は無料区間として西湘バイパスへ直通します。
開通すれば、圏央道と西湘バイパスが直結され、湘南海岸エリアがまるごと高速道路網につながり、小田原厚木道路の代わりに信号ゼロルートが実現することとなります。
なお新湘南バイパスは近い将来、圏央道横浜延伸の一部として、横浜横須賀道路・首都高湾岸線へ直結予定です。開通すれば、箱根・小田原・平塚~横浜・東京・木更津の海側直結ネットワークが実現することとなります。
さて気になる進捗状況ですが、茅ヶ崎海岸ICで延伸を見越した橋脚が立っているだけで、まだまだ工事には至っていません。用地取得率は2022年3月時点で87%ですが、「大規模物件の用地代替え要望への検討・調整」が続いていて、着工には時間がかかりそうです。
2024年度の事業予算は5000万円で、調査設計のみが進められました。2025年度予算案でも同様の予算規模と内容になりそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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