「え、違反なの!?」 渋滞時にありがちな“車間詰めすぎ”のリスク! 「適切な間隔」の取り方とは
クルマを運転している際、うっかり車間距離が近くなってしまったという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。では、適切な車間距離はどのくらいなのでしょうか。また、車間距離が近すぎた場合は違反になるのでしょうか。
車間距離を保たないと違反?重たい罰則も…
クルマを運転するときは、さまざまなルールを守る必要があります。そのひとつに、適切な車間距離を保って走行することが挙げられます。

しかし、つい前のクルマとの車間距離が近くなってしまうこともあります。特に渋滞時や急いでいるときは、アクセルを直前まで踏んでいる影響で、無意識のうちに車間距離が縮まることも多くなりがちです。
車間距離が近すぎると、事故のリスクが高まるだけでなく、法律違反となる可能性もあります。
この場合、取り締まりの対象となるのは「車間距離不保持違反」です。
違反をした道路によって処分が異なりますが、一般道路では違反点数が1点、反則金は普通車で6000円が科せられます。
高速道路では、違反点数が2点、反則金は普通車で9000円と、より厳しい処分が下されます。
さらに、車間距離を意図的に詰める行為は「あおり運転」とみなされる可能性があります。
あおり運転とは、急ブレーキや幅寄せ、執拗に車間を詰める行為などを含む、危険な運転行為のことです。
あおり運転には厳しい罰則があり、発覚した場合は3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられ、違反点数は25点で免許取り消し(欠格期間2年)となります。
さらに、あおり運転によって他の車両を停止させたり、交通への危険が生じたりした場合は、より重い罰則が適用されます。
この場合の罰則は、5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられ、違反点数は35点で免許取り消し(欠格期間3年)となります。
































