「え、違反なの!?」 渋滞時にありがちな“車間詰めすぎ”のリスク! 「適切な間隔」の取り方とは

適切な車間距離ってどの程度?罰則もあるってホント?

 車間距離を守らないと、罰則が科せられる可能性がありますが、適切な車間距離とはどの程度なのでしょうか。

高速道路には車間距離を把握するための看板も!(引用元:ACフォト)
高速道路には車間距離を把握するための看板も!(引用元:ACフォト)

 道路交通法では次のように定められています。

「車両等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、その直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避けることができるため必要な距離を、これから保たなければならない。」

 具体的な距離としては、速度に応じて車間距離を確保することが推奨されています。例えば、時速40kmで走行する場合、約25mの車間距離を取ることが望ましいとされています。

 これは、クルマがブレーキを踏んでもすぐに停止できないためです。

 クルマが完全に停止するまでには、運転者が危険を察知してブレーキを踏むまでに進む距離である「空走距離」と、ブレーキをかけてから停止するまでの「制動距離」があり、これらを合わせたものを「停止距離」と呼びます。

 路面の状態や天候によって停止距離は長くなるため、雨天時や夜間走行時には通常の2倍ほどの車間距離を確保することで、車間距離不保持による違反や事故を防ぐことができます。

 高速道路では、速度と同じ数値のメートル数を車間距離の目安とする方法があります。例えば、時速100kmで走行する場合は、約100mの車間距離を確保することが推奨されています。

 停止距離は速度が速くなるほど伸びるため、余裕を持った車間距離を保つことが重要です。

 一般的な目安として、一般道では2秒以上、高速道路では3秒以上の車間時間を保つことが望ましいとされています。

 測り方としては、電柱や標識など基準となる地点を決め、前のクルマがその地点を通過してから自車が通過するまでの時間を数える方法があります。

 走行中は無意識に早く数えてしまいがちなので、「ゼロイチ、ゼロニ、ゼロサン」と「ゼロ」をつけて数えることで、より正確な秒数を測ることができます。

 また、高速道路では天候が悪い場合、停止距離がより長くなるため、通常時の2倍ほどの車間距離を取ることが望ましいとされています。

 適切な車間距離を守らないと法律に違反するリスクがあり、一般道でも高速道路でも、秒数を数えて適切な車間距離を測れるようになることが、安全運転につながるかもしれません。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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