最後に、ダイハツ「アトレー」を紹介します。

　現行型は、2021年12月のフルモデルチェンジで登場した6代目モデルで、先代までのワゴン（5ナンバー登録）から、商用バン（4ナンバー登録）に変更したことで、最大積載量350kgの広い荷室空間を確保しました。

　前述の2モデルとは異なり、エンジンを運転席下にレイアウトして後輪を駆動する「キャブオーバー型」レイアウトを特徴とします（4WDの設定もあり）。

　6代目ではDNGA-FRプラットフォームやCVTを新開発し、燃費や操縦安定性といった基本性能や安全性などを大幅に高めています。

　また先代に比べスクエアなスタイリングとしたことで、室内空間のさらなる効率化も図りました。

　同じプラットフォーム・車体を共有する商用バン「ハイゼットカーゴ」に比べ、内外装の加飾や装備面を大幅に充実させることで、個人ユーザーの需要に対応しています。

　エンジンも、自然吸気エンジン車を基本にターボエンジン車も用意されるハイゼットカーゴとは異なり、アトレーは全車がターボエンジンを搭載し、余裕ある走りを実現しています。

　車中泊性能では、後席は前倒しすると水平に格納され、圧倒的に広くフラットな床面が広がる点が見どころです。

　広い室内では大人2名が余裕をもって就寝できます。

　さらにディーラーオプションで、車中泊時のベッドにも使える収納式デッキボードセットやカーテン、プライバシーシェードなどが用意され、自分好みの空間アレンジをすることもできます。

　アトレーの価格は、163万9000円から191万4000円です。

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　このほかにも、軽商用車にはさまざまなモデルがあります。

　各社ともビジネス用途のみならず、個人ユーザー向けとしてさまざまな仕様やオプションアイテムなどを用意しているので、アウトドアレジャーや車中泊などを考えているなら、比較検討してみると良いでしょう。