日産の“新型”「“軽”自動車」まもなく登場! 6年ぶり“全面刷新”実施へ!? 大人気「ハイトワゴン」の進化に期待大
2025年2月13 日に行われた日産の「2024年度第3四半期決算発表」で、商品ラインナップ強化として、いくつかの新型モデルの市場投入が予告されました。その中で、完全に日本市場向けとなるのが2025年度の「軽自動車」です。どのようなモデルなのでしょうか。
日産の「新型軽自動車」の正体は?
2025年2月13 日に行われた日産の「2024年度第3四半期決算発表」で、商品ラインナップ強化として、いくつかの新型モデルの市場投入が予告されました。その中で、完全に日本市場向けとなるのが2025年度の「軽自動車」です。
では、この新型「軽自動車」は、何になるのでしょうか。

まず、そもそもとして日産が販売する軽自動車は4種類があります。電気自動車の「サクラ」、ハイトワゴンの「デイズ」、スーパーハイトワゴンでスライドドアの「ルークス」、そして商用ベースの「クリッパーリオ」です。
この中で、新型にカウントされないだろうというのが、登場から間もないサクラとライフサイクルが長いクリッパーリオの2台。そうなるのと、残るはデイズとルークスとなります。
では、2025年度に投入される新型軽自動車はデイズなのか、それともルークスのどちらなのでしょうか。
現行モデルの前回のフルモデルチェンジ時期を振り返れば、デイズは2019年3月、ルークスは2020年2月にフルモデルチェンジを行っています。順番を考えれば、次にフルモデルチェンジを行うのはデイズが順当でしょう。
その前のデイズのフルモデルチェンジは2013年で、ルークスのフルモデルチェンジは2014年でした。6年ごとのフルモデルチェンジと考えれば、2025年にフルモデルチェンジを行うのもおかしな話ではありません。前回も前々回もデイズが先にフルモデルチェンジしています。
発売時期と順番を考えれば、2025年の新型はデイズの可能性が大です。
次に「2024年度第3四半期決算発表」のプレゼンで公開されたシルエットに注目してみましょう。箱形であり、ヘッドライトの明かりがありません。
まだ、グリル回りのデザインが決まっていないのかもしれません。ここで気になるのが、Aピラーとフロントウインドウの角度です。かなり寝ているように見えます。シルエット的にハイトワゴンのデイズに近いのではないでしょうか。
発売のタイミングと、シルエットを見て考えてみれば、2025年発売の新型「軽自動車」はデイズの可能性が大きいと言えます。
ちなみに、日産の軽自動車は三菱とのアライアンスにより、2社が作った合弁会社のNMKVが企画し、三菱が生産を担います。そのため、日産から新型軽自動車がデビューすれば、三菱からも同じく新型モデルが発売されることになります。いわゆる兄弟車と呼べる関係です。
日産「デイズ」の兄弟車は三菱の「eKワゴン」と「eKクロス」になります。つまり、2025年度に三菱からも軽自動車の新型モデルの登場することが予想されるのです。
現行デイズでは、軽自動車初となるプロパイロット機能の搭載がトピックでした。今回の新型モデルでは、どのような新技術が採用されるのかに注目です。軽自動車の購入を考えている方は、日産と三菱の新型の様子がわかるまで、もうちょっと待つのが良いのではないでしょうか。
Writer: 鈴木ケンイチ
1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを、分かりやすく説明するように、日々努力している。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。





























































