ダイハツのインドネシア法人は2025年2月13日、コンパクトMPV（マルチパーパスビークル=多目的車）「シグラ」の販売が依然として好調であることを1月の国内販売状況とともに発表しました。

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　インドネシアにおけるダイハツの販売台数はトヨタに次ぐ2位。2025年1月は1万1305台を販売、シェアにして17.7％となりました。そんなダイハツ人気を牽引するのがシグラです。

　シグラは、ダイハツが日本で培った軽自動車の技術やノウハウを活かしつつ、インドネシア市場のニーズを反映した7人乗り（2-3-2）のコンパクトMPVです。

　同国のエコカー政策「LCGC（ローコスト・グリーンカー）」適合車種として2016年にデビュー。2022年のマイナーチェンジでエクステリアがややスポーティな雰囲気になりました。

　発売から8年以上経過しているにもかかわらず、販売は堅調で、1月はダイハツ全体の31％にあたる3467台を記録しました。

　ボディサイズ は全長4110mm×全幅1655mm×全高1600mm、ホイールベース2525mmです。リアドアにはヒンジ（スイング）式を採用しています。

　長く支持されている理由は、全長4.1ｍのコンパクトサイズながら3列シート7人乗りを実現していることが挙げられます。

　パワーユニットは1リッター直列3気筒（最高出力67ps、最大トルク9.1kgm）または1.2リッター直列4気筒（最高出力88ps、最大トルク11kgm）の2種類が用意され、ギアボックスは5MT、1.2リッター車のみ4ATも設定されています。

　安価な分、装備や品質は質素で、最廉価グレードには前席デュアルエアバッグすらついていませんが、グレード展開は豊富で、多様なニーズに対応。上級グレードはダークグリルなどでスポーティな雰囲気を演出しています。ボディカラーはオレンジメタリックやブロンズメタリックなど計7色です。

また価格帯が1億4150万ルピア（約130万円）から1億8130万ルピア（約170万円）と手の届きやすさも人気を後押ししています。