トヨタ斬新「セリカ」実車展示! まさかの「私をスキーに連れてって」仕様が雪上爆走も! “オジサン世代”から熱視線集まる「スペシャリティカー」がスゴかった!
2025年2月に開催された「SNOW DRIVE 2025 in Naeba」では、有名映画にも登場した“特別なセリカ”が展示されました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
わたスキ仕様の「セリカ」が雪上を駆ける!
TOYOTA GAZOO Racingは、2025年2月6日から20日までの間、新潟県湯沢町の苗場スキー場にて、「SNOW DRIVE 2025 in Naeba」を開催しました。
このイベントでは、特別な展示や雪上試乗など、冬ならではの貴重な体験が用意されていました。
今回は、「松任谷由実 SURF & SNOW in Naeba Vol.45」との特別なコラボレーションが実現。
その一環として、松任谷由実さんの楽曲「サーフ天国、スキー天国」が主題歌として使用された1987年上映の映画「私をスキーに連れてって」に登場した「セリカ」のレプリカモデルが展示されました。

1970年に登場したセリカは、日本における「スペシャリティカー」の代表的なモデルとして知られています。
スポーティな走行性能と洗練されたデザインが、多くの若者に支持されました。
特に、世界ラリー選手権(WRC)での活躍は、ブランドの価値を高める要因となりました。
当初はFRレイアウトを採用していましたが、1985年登場の4代目モデルからはFFへと移行。
その翌年には、4WDの「セリカGT-FOUR」が誕生し、WRCのベース車両としても活躍するなど、高性能スポーツモデルとしての地位を確立しました。
しかし、2006年4月に7代目をもって生産が終了。
その後、長らく復活の兆しは見られませんでしたが、2024年11月に「CELICA」の商標が特許庁に登録されたほか、同月開催の「ラリージャパン2024」にて、トヨタの中嶋裕樹副社長(CTO)が「セリカ、やっちゃいます」と発言したり、直近では海外で「GRセリカ」が商標登録されているのが判明するなど、復活への期待が急速に高まっています。
映画「私をスキーに連れてって」では、4代目セリカGT-FOUR(ST165)が出演者の愛車として登場しました。
スキー場へ向かうシーンや、雪道を駆け抜ける場面では、4WDスポーツカーならではの力強い走りを披露。
特に、志賀高原から群馬の万座へと続く雪道を疾走するシーンは、当時のスキー文化とカーライフの融合を象徴する名場面として語り継がれています。
今回のイベントでは、スーパーホワイトIIとスーパーレッドIIのボディカラーをまとった2台の「私をスキーに連れてって」仕様の4代目セリカGT-FOURを展示。
このセリカは、トヨタ社員が所有していた個体をトヨタ自らレストアし、「私をスキーに連れてって」仕様に仕上げたものだといいます。
両車ともルーフにスキーキャリアが装着されているのが特徴的でした。
また、会場内では映画の主題歌「サーフ天国、スキー天国」が流れ、当時の雰囲気が再現されていました。
さらに一般向けの展示だけでなく、メディア向けの試乗会も実施され、全日本ラリー選手権にも参戦する勝田範彦選手によるデモランが行われました。
勝田選手は、雪上で映画さながらの迫力あるドライビングを披露し、観客を魅了しました。
現代のクルマでは味わえない、往年の名車ならではのフィーリングが多くのファンを惹きつけていました。
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SNOW DRIVE 2025 in Naebaは、スキーとクルマ文化を融合させた特別なイベントとなりました。
往年の名車に触れ、映画の世界を追体験できるこの機会は、訪れた多くの人々にとって忘れられない思い出になったことでしょう。
今後も、トヨタがセリカの歴史をどう紡いでいくのか、その動向に注目が集まりそうです。
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